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モース【もーす】

日本大百科全書(ニッポニカ)

モース(Edward Sylvester Morse)
もーす
Edward Sylvester Morse
(1838―1925)
アメリカの動物学者、日本研究家。6月18日メーン州ポートランドに生まれる。ハーバード大学の新ハーバード博物館でL・アガシー教授の学生助手として動物学を学ぶ(1859~1862)。ピーボディー・アカデミーの主事(1868~1871)、メーン州立大学(1870~1871)、ボードウィン大学(1870~1873)、ハーバード大学(1872~1873)などの比較解剖学と動物学教授を歴任。腕足(わんそく)類研究のため1877年(明治10)来日、横浜より東京へ向かう途中、線路の切り割りに貝殻の堆積(たいせき)をみつけ、大森貝塚の発見に至った。秋からその学術的発掘調査を開始し、画期的な報告書Shell mounds of Omori(1879年刊、邦訳『大森介墟(かいきょ)古物篇(へん)』)を刊行、日本の考古学、人類学に道を開いた。東京大学の招請を受け、同大動物学生理学教授(1877~1879)となり、日本人学者の養成にあたる。またダーウィンの進化論を初めて紹介した。1879年帰国後、ピーボディー博物館長(1880~1914)、同名誉館長(1914~1925)。1882年再来日し、陶器の収集と日本の制度や風習を研究、収集した4646点の代表的な日本陶器はボストン美術館に収蔵された。日本の学問と文化に貢献した功績で、勲二等瑞宝(ずいほう)章を授けられる(1922)。1925年12月20日マサチューセッツ州セーレムにて死去。87歳。[渡辺兼庸]
『E・S・モース著、石川欣一訳『日本その日その日』全3巻(1929・科学知識普及会/平凡社・東洋文庫) ▽E・S・モース著、東京都大森貝塚保存会編『大森貝塚』(1967・中央公論美術出版/近藤義郎・佐原真編訳・岩波文庫) ▽D・G・ウェイマン著、蜷川親正訳『エドワード・シルベスター・モース』全2巻(1976・中央公論美術出版)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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