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メタン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

メタン
methane
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガス主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロース腐敗発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また炭坑内に発生し,空気と混合して爆発を起すことがある。融点-184℃,沸点-164℃。無色,無臭可燃性気体。アルコール,エーテルに易溶。工業的には天然ガスから分離されるが,実験室では酢酸ナトリウムとソーダ石灰の混合物を熱してつくられる。直接燃料として使用されるほか,メタン系製品原料として重要である。

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デジタル大辞泉

メタン(methane)
メタン系炭化水素で最も簡単なもの。無色・無臭の可燃性の気体。天然ガス石油分解ガスなどに多量に含まれ、炭坑内にも発生して爆発の原因となる。沼地・湿地などからも有機物が腐敗・発酵したときに発生し、沼気とよばれる。水素や他の炭化水素と混ぜ、都市ガスなどの燃料として用いる。化学式CH4

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

メタン
 CH4 (mw16.04).可燃性の気体で,無色,無臭.反すう動物反すう胃内,大腸での発酵などでも生成する.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

メタン【methane】
炭化水素の最も簡単なもの。化学式CH4で表され,図に示すような四面体構造をもつ。沼池などにおいて有機物の腐敗により生じる沼気marsh gasとして古くから知られている。天然ガスの主成分として産するほか,石炭や石油の熱分解などの際に発生するガス中に含まれる。メタンガスというときは,一般にメタンを主成分とする天然ガスをさすことが多い。無色,無味,無臭の可燃性の気体で,融点-182.76℃,沸点-161.49℃。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

メタン【methane; Methan】
最も簡単な飽和炭化水素で天然ガスの主成分。化学式 CH4 沸点摂氏マイナス161.4度。水に不溶。無色・無臭。点火すると青い炎を出して燃える。沼や湿地土中で有機物の腐敗・発酵によっても発生。メタンガス。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

メタン
めたん
methane
アルカンのなかで炭素数のもっとも少ないもので、沼気(しょうき)marsh gasともいう。その名のとおり、沼の底の泥土中で枯れた植物等の有機物が発酵して生じる。また天然ガスの主成分でもある。石油留分や石炭の熱分解生成ガス中にも含まれる。無色、無臭の可燃性気体。
 メタンの分子は、四つの水素原子を頂点として炭素原子がその中心に位置する正四面体構造をとっていて、きわめて対称性がよく、炭素‐水素結合距離は0.109ナノメートル、すべてのHCH角は109°28′の四面体角である()。
 燃料として用いられるが、空気中に15~50容量%含まれている混合ガスは爆発する。家庭用天然ガスの主成分である。燃料以外の用途としては、酸化によってホルムアルデヒドHCHOや、メタノール(メチルアルコール)CH3OHに変えたり、塩素と反応させて塩化メチレンCH2Cl2、クロロホルムCHCl3、四塩化炭素CCl4を得る反応などが工業的に利用されている。[佐藤武雄・廣田 穰]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

メタン
〘名〙 (Methan) 天然ガスの主成分。化学式は CH4 沼地などで有機物の腐敗によっても発生するため沼気とも呼ばれる。無味、無臭、無色、可燃性で、化学的には安定で反応しにくい。燃料のほか、メチルアルコール、アンモニア、アセチレン等の原料に用いられる。メタンガス。〔外来語辞典(1914)〕

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