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マレー語【マレーご】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

マレー語
マレーご
Malay language
マレーシア,シンガポール,インドネシアで使われる言語マライ語ともいう。母語とするのは,マレー半島,リアウ諸島など付近の島々,スマトラ東部,ボルネオ沿岸部などに住む約 1100万人の人々であるが,上記の3国の公用語として,より広く流通している。オーストロネシア語族の一つ,インドネシア語派に属し,接辞による語形成の組織が発達している。多くの方言に分かれるが,マレー半島南部の方言が標準語の基礎になっている。最古の文献は7世紀のスマトラの碑文で,南インド系の文字で書かれているが,14世紀以後アラビア文字が使用され,現在はローマ字が用いられる。マレー語のローマ字による正字法は,イギリスの学者たちによって案出され,出版にも用いられた。標準インドネシア語の正字法もローマ字を用いるが,その基礎がオランダ人によってつくられたため,マレー語の正字法とは異なっていた。しかし,1972年マレー語とインドネシア語の正字法が統一され,現在の出版物は新しい正字法によっている。

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デジタル大辞泉

マレー‐ご【マレー語】
マレー‐ポリネシア語族インドネシア語派に属する言語。マレーシアインドネシアを中心に話されている。

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世界大百科事典 第2版

マレーご【マレー語 Malay】
アウストロネシア語族のインドネシア語派に属する一言語で,マレー民族の固有語。マライ語ともいう。現在,公用語として用いられるマレーシア連邦ではマレーシア語インドネシア共和国ではインドネシア語Bahasa Indonesiaと呼ばれる。ただし広義では,インドネシア語派の諸言語を総称してマレー語と呼ぶこともある。マレー民族はタイ南部パタニ地方,シンガポールにも多数居住し,またマレー語の話し手はフィリピン南部の島嶼部にも及んで,その使用人口はおよそ1億3000万に達する。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

マレーご【マレー語】

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世界の主要言語がわかる事典

マレーご【マレー語】
アウストロネシア語族のインドネシア語派に属する言語。マレーシアとインドネシアの公用語(国語としてはそれぞれマレーシア語、インドネシア語と呼ばれる)、シンガポールとブルネイでは公用語の一つ。古くからマレー人の言語にとどまらず、この地域一帯の共通語として使われてきた歴史をもつ。インドネシアでは人々の母語はジャワ語その他の地方語だが、20世紀にマレー語をインドネシア語と呼んで民族独立の表現手段とし、1945年の独立後に公用語とした。最古の碑文(ひぶん)(7世紀)は南インド系の文字、13世紀以降の文献はアラビア文字で書かれ、16~20世紀にラテン文字の表記に移行した。言語的な特徴としては、語の派生に接辞を多用する、「主語-動詞-目的語」の語順をとる、動詞は語形変化をしない、修飾語は被修飾語の後に置く、などがある。サンスクリットアラビア語に由来する語彙(ごい)に加えて、マレーシア語では英語、インドネシア語ではオランダ語からの借用語が多い。◇英語でMalay。マライ語ともいう。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

マレー語
まれーご
マレー半島およびインドネシア地域で話されるオーストロネシア系言語。マレーシア(1500万人)、シンガポール(300万人)、ブルネイ(25万人)のものを「マレーシア語」、インドネシアの国語を「インドネシア語」(Bahasa Indonesia、1億6000万人)とよぶ。人口に対する、マレーシア語を母語とする者の割合は、ブルネイ80%、マレーシア45%、シンガポール15%、インドネシア7%であるが、ジャワ語(6000万人)、スンダ語(2000万人)など、大小300ほどもあるといわれるこの地域の諸言語の話者の間で数世紀にわたって共通語となってきたのがマレー語である。南インド系の文字による最古の碑文(683)がスマトラ島で発見されている。16世紀以来の「古典マレー語」の諸文献はアラビア文字で書かれ、20世紀なかばまでの書きことばの標準となった。オランダ、イギリスによる支配地域が19世紀に確定し、地域によってオランダ式、イギリス式のローマ字化が行われてきたが、1972年から、共通のつづりが用いられることとなった。次に文字で音素を示す。子音はp,b,t,d,c[tf],j[d],k[k,],g,s,h,l,r,m,n,ny[],ng[]、ほかに外来音としてf,v,z,sy[],kh[x]、半母音はy,w、母音はi,e[e,],a,o,uである。語にはmata「目」のような開音節語、rumput「草」のような閉音節語がある。接頭辞、接尾辞による語の派生が盛んに行われる。(例:kejar「追いかける」→berkejar(-kejar)an「追いかけ合う」)。接中辞は化石化したものが残るにすぎない。名詞、動詞は、性、数、人称、時制などを形で示さない。語の配列は主語+動詞+目的語である(例:Harimau makan babi.「虎(とら)―食べる―豚」すなわち「虎が豚を食べた」あるいは「虎は豚を食べる」)。助数詞は古典マレー語には多かったが現在は三つである。[杉田 洋]

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精選版 日本国語大辞典

マレー‐ご【マレー語】
〘名〙 オーストロネシア語族西オーストロネシア語派に属する言語。インドネシア共和国の国語インドネシア語、マレーシアの国語マレーシア語は同じ言語の変種である。マライ語。ムラユ語とも。

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