Rakuten infoseek

辞書

マタニティ・ハラスメント【またにてぃはらすめんと】

日本大百科全書(ニッポニカ)

マタニティ・ハラスメント
またにてぃはらすめんと
妊娠・出産した女性に対する職場でのいじめ、嫌がらせのこと。一時的に仕事ができない場合や育児休暇の取得などを理由とする解雇や減給といった不当な扱いばかりでなく、ことばや態度による嫌がらせもさす。マタハラと略されることもある。英語ではpregnancy discrimination(妊娠差別)という。セクシュアル・ハラスメント、パワーハラスメントとあわせ、働く女性に対する三大ハラスメントといわれる。男女雇用機会均等法や育児・介護休業法、労働基準法において、妊婦の働く権利は保障されており、これを理由にした解雇や雇い止め、降格といった不利益な扱いは禁じられている。厚生労働省によれば、婚姻、妊娠・出産を理由とした不当な扱いに関し、労働局に寄せられた相談件数は、2008年ごろから急増し、2016年度(平成28)には5933件となっている。
 日本労働組合総連合会(連合)が2013年5月に行った「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)に関する意識調査」によれば、妊娠した女性の4人に1人が被害を受けているものの、マタニティ・ハラスメントと意識されることは少なく、被害を受けた人のうち、「相談せずに我慢した」と回答した人が45.7%に上った。国の法律や会社の支援制度などでは働く女性の妊娠や出産の権利が保障されていても、実際には権利が守られていない状態にあることが社会問題になっている。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

マタニティ・ハラスメント」の用語解説はコトバンクが提供しています。

マタニティ・ハラスメントの関連情報

他サービスで検索

「マタニティ・ハラスメント」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.