Rakuten infoseek

辞書

ポセイドン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ポセイドン
Poseidōn
ギリシア神話の海神。クロノスレアの息子。兄弟のゼウスおよびハデスとともにティタンたちと戦って勝ったあと,くじ引きで世界を分け合い,支配領域として海を引き当てた。妃のネレウスの娘アンフィトリテとともに海底の宮殿に住むが,オリュンポスにも住居をもち,アンフィトリテ以外にも多くの女神や人間の女と交わって子をもうけた。キュクロプスたちの贈り物とされるみつまたの矛を持ち,それで自在に海に波を起したり静めたりする。またこの矛で地面を打つと,泉を湧出させることができる。しかもポセイドンは,古くから「大地を保つ神」などとも呼ばれ,地震の神として恐れられており,大地および地上や地下の水とも結びつきが深い。アルカディアの神話では,彼は大地女神デメーテルを雄馬に変身して犯し,密儀の主女神デスポイナと1頭の馬をデメーテルに生ませたとされる。またゴルゴのメドゥサも彼に犯された結果,ペルセウスに首を斬られたとき,傷口からクリュサオルと神馬ペガソスとが誕生したといわれることから,メドゥサも元来は地母神であった可能性が強い。この2つの話からうかがわれるとおり,彼は大地を妊娠させ,その胎から泉とともに作物の実りや,ギリシア人によって地下界と結びつけられた馬などを誕生させる,大地の夫としての性格も古くからもっていたと考えられる。ポセイドンという名も元来は「大地の夫」の意味であったとする見方が有力である。アポロンとともに,ラオメドン王のためにトロイに城壁を築いてやったのに,約束された報酬の支払いを拒否されたことからトロイに深い遺恨をいだき,トロイ戦争では終始ギリシア方を援助した。またアテナ女神とアテネの所有権を争って敗れ,腹いせに津波による洪水を起したという話も有名である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ポセイドン
Poseidon
アメリカ海軍の潜水艦発射弾道ミサイル SLBM。1970年開発。C-3型は 10~14個の MIRV化された弾道ミサイル(50kt×10~14)で,射程 4630km,全長 10.4m,直径約 1.8m,発射重量約 29.2t,推進方式は 2段固体ロケット。ラファイエット級原子力潜水艦(→ポセイドン潜水艦)に装備されたが,1992年に実戦配備体制を解かれた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

ポセイドン
韓国のテレビドラマ。2011年9月放映開始(全16話)。海洋警察の秘密捜査チームの活躍を描いたアクションもの。出演は、チェ・シウォン、イ・ソンジェ、イ・シヨンほか。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ポセイドン
2006年製作のアメリカ映画。原題《Poseidon》。ポール・ギャリコ原作の傑作パニック映画『ポセイドン・アドベンチャー』(1972)のリメイク。監督:ウォルフガング・ペーターゼン、出演:カート・ラッセル、ジョシュ・ルーカス、リチャード・ドレイファスほか。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ポセイドン
横山光輝の漫画『バビル2世』、同名のテレビアニメ(1973年、リメイク版2001年)に登場するロボット。操縦者はバビル2世(1973年版では古見浩一、リメイク版では神谷浩一)。1973年版では指にレーザー砲、腹部に魚雷を備える。リメイク版では装甲の色や形状がオリジナルの1973年版とは異なる。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ポセイドン【Poseidōn】
ギリシア神話の海神。また地震,馬の神。ローマ神話のネプトゥヌスNeptunus(英語ではネプチューンNeptune)にあたる。クロノスとレアの子。兄弟のゼウス,ハデスと力を合わせて父神の王権を奪ったあと,三兄弟の間で世界を分割統治すべくくじを引き,海洋の支配者となった。その宮殿はエウボイア島の西岸,アイガイ沖の海底にあり,彼はそこから黄金のたてがみと青銅のひづめをもつ4頭の馬に引かせた戦車に乗り,一振りすれば大波がわき立ち,伏せれば鎮まるという三叉の戟を手にして,各地へ赴くと考えられた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ポセイドン【Poseidōn】
ギリシャ神話の海神。オリンポス十二神の一。地震・馬・泉・大地の神。兄弟とともに父クロノスに吞み込まれ、吐き出されたのち、ゼウスおよびハデスと世界の支配をくじで分割し、海の支配権を得た。青銅の蹄ひづめに黄金のたてがみの馬が引く戦車に三叉の戟ほこを手にして乗る。ローマ神話のネプトゥヌス(ネプチューン)と同一視される。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ポセイドン
ぽせいどん
Poseidon
ギリシア神話の海の大神。ゼウスと兄弟で、海と河川、泉などの水域を支配するが、もともとは大地の神であったらしい。そのことは、彼の名が古くはポセイダオンPoseidaon、またはポテイダンPoteidanなどとよばれて「ダの夫」の意と解されているからで、つまり「ダ」は豊穣(ほうじょう)の女神デメテル(「母神デ」の意)の「デ」と同一で、大地母神デメテルの夫と説明される。デメテルが娘コレを探して遍歴中、ポセイドンが女神に挑みかかったが、女神は恐れて牝馬(めすうま)に姿を変えたので、ポセイドン自身も牡馬(おすうま)となって女神と交わったという伝承がある。馬はもともと大地と密接な関係があり、ポセイドンには「馬の神」Hippiosという称号があった。このほか「大地を揺り動かす者」Enosichthonとか「大地を保つ」Gaieochosなどの呼称からも、大地の神としての性格がうかがえる。デメテルと同様にその名の「デ」あるいは「ダ」の意味は不明ながら、名称はギリシア語系であり、2人は古い時代にギリシア人に崇拝されていた一対(いっつい)の配偶をなす神々と思われる。彼の本拠はエウボイア島に近い海底で、そこに宮殿があり、四頭立ての戦車を駆って地上へ現れる。
 彼の数少ない神話のうちでも有名なのは、アテネとアッティカの主神の座をめぐって争ったエピソードであろう。ポセイドンは馬をつくって人間に乗馬の術を教え、アクロポリスに塩水の井戸を湧(わ)き出させた。次にアテネが、オリーブの木をアクロポリスに生じさせた。結局アッティカの守護神にはアテネが選ばれ、ポセイドンは怒って洪水を起こしたというが、彼はアテネばかりでなく、他の都市の守護神争いにも敗れている。彼は粗野で怒りっぽく、さして魅力のない中年の神として描かれており、その伝説も粗暴で非人間的とさえ感じられる。彼の子はすべて怪物か野蛮な人間または馬であった。またトロヤ戦争ではつねにギリシア軍に味方して、かなり目だった活躍をしているが、それ以外では神話に乏しい。ローマ神話では水の神ネプトゥヌスNeptunusが同一視される。英語名はネプチュンNeptune。[伊藤照夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ポセイドン
(Poseidon) ギリシア神話の海神、また、泉・地震・馬の神。クロノスとレアの子。ローマ神話のネプトゥーヌスにあたる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ポセイドン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ポセイドンの関連情報

他サービスで検索

「ポセイドン」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.