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ボリジ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ボリジ
Borago officinalis; common borago; borage
ボラゴともいい,和名はルリジサムラサキ科一年草。南ヨーロッパ原産。単葉は互生し,茎葉全体が白い粗毛におおわれる。よく分枝し,茎頂に十数個の花をつける。空色の花冠は5裂し,弁先はとがってそり返る。紫色や白花もある。葉にはキュウリに似た香りがあり,ハーブとして日本でも栽培される。幼葉は生食または炒め物てんぷらにされ,花はケーキやサラダの装飾として利用される。春または秋に種子をまき,日当りと水はけのよい環境で育てる。高温多湿にはやや弱い。こぼれ種からも発芽する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ボリジ(borage)
ムラサキ科の一年草で、ハーブの一種。茎葉は全体が粗い毛で覆われている。葉は生のままサラダに混ぜたり、青い花はケーキの飾り砂糖菓子に利用する。

出典:小学館
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食の医学館

ボリジ
ボリジの別名はスターフラワー。その名のとおり、星の形をした青紫色の花弁を、うつむき加減に咲かせる美しいハーブです。古くから、悲しみを追い払うハーブと呼ばれ、うつ病の薬にも使われてきました。
 ボリジには、副腎皮質(ふくじんひしつ)を刺激してアドレナリンの分泌(ぶんぴつ)をうながす働きがあるほか、鎮静、解熱、去痰(きょたん)、利尿、発汗促進、消炎といった作用があります。
 具体的症状としては、うつ病やストレスなど、精神的な不調に効果を発揮するほか、かぜ、気管支炎、肋膜炎(ろくまくえん)、腎臓病(じんぞうびょう)、生理痛の症状緩和にも役立ちます。
○外用としての使い方
 煎(せん)じ液や精油を外用に用いれば、皮膚炎などに有効です。生の葉を刻んで湿布すれば、やけどにも効果があります。
 ただ注意したいのは、わずかながらアルカロイド系の有毒物質、ピロリジンを含んでいる点。
 そのため、ボリジはオーストラリアやニュージーランドでは、使用が規制されています。食用にする場合、とりすぎないよう注意してください。
〈青い花は白ワインに浮かべるとピンク色に変化する〉
○食品としての使い方
 料理に使う場合、花、葉ともに、新鮮なものを生で用います。可憐な姿をした花には、軽い甘みと酸味があり、食用花としておなじみ。そこでサラダやカナッペ、ケーキ、フルーツパンチなどの飾りに用い、そのまま食べるのが一般的です。また、白ワインに浮かべると、花の色がピンクに変化するようすが楽しめます。
 一方、キュウリのような香りをもった葉は、サラダの材料にするほか、ソテー、フライ、てんぷらなどの材料に用いてもいいでしょう。

出典:小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ボリジ
ぼりじ
borage
[学]Borago officinalis
ムラサキ科の一年草で、和名はルリヂシャ。古くから薬用植物として利用される。原産地は南ヨーロッパ。草丈は50センチメートル内外。茎にも葉にも粗毛が多い。葉は長さ10~20センチメートルの楕円(だえん)形で、白いうぶ毛に覆われ、ふちには粗い鋸歯(きょし)と剛毛がある。学名の「ボラーゴ」は、「粗毛」というラテン語に由来している。6~8月に葉のつけ根からさそり形花序を出し、直径2~3センチメートルの瑠璃(るり)色で星形の花を下向きに開く。開花が始まると、つぼみが次々にできて、1か月くらい咲き続ける。花には、甘味と酸味がある。[森田洋子・福田泰二]

利用

葉はキュウリに似た香りがあり、サラダに入れる。花もサラダの彩りや砂糖菓子として楽しめる。古代ローマ人たちは、人を元気づけ、悲しみや憂鬱(ゆううつ)を忘れさせてくれるハーブとして、ワインに浮かべて飲んでいたというが、ボリジの特徴を生かした理にかなった利用法である。
 ケルト語で「勇気」、ウェールズ語で「喜び」を意味するようになった「ボラーゴ」の抑鬱薬としての評価は高い。ボリジの成分であるカルシウムやミネラルが副腎(ふくじん)に働きかけ、花と葉はカリウムなど塩類に富み、強壮薬であるとともに血液を浄化する働きもある。また、種子に含まれるガンマ-リノール酸は多くの疾患に効果があり、新鮮な若葉は、発熱の際に口に含むことで解熱剤の役割を果たす。ペースト状にした葉は、打ち身や捻挫(ねんざ)の湿布薬として用いるとよい。
 春に種を播(ま)くと夏に、秋に播くと春に咲くが、一度植えればこぼれ種が成長する。良質の土壌を好み、葉の重さで茎が倒れることがあるので、つねに葉を収穫し、身軽な状態を維持してやることが必要である。[森田洋子・福田泰二]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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