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ペレス【ぺれす】

日本大百科全書(ニッポニカ)

ペレス(Carlos Andrs Prez (Rodriguez))
ぺれす
Carlos Andrs Prez Rodrguez
(1922―2010)
ベネズエラの政治家。タチラ州のアンデス山中の町の商家に生まれる。民主行動党(AD)で活動しながらカラカス中央大学に学ぶ。ペレス・ヒメネスの独裁のもとで投獄と亡命生活を余儀なくされたが、政治活動を続け、AD政権(1959~1964)で内相などを歴任。1974~1979年の大統領在任中には石油の富を背景に積極外交を展開し、国連で資源ナショナリズムをうたい、ラテンアメリカ経済機構(SELA)設立に協力し、アンデス、中米、カリブ地域の開発を支援して、ベネズエラの国際的地位を高めた。また石油国有化を実施し、工業化にも力を入れたが、政権末期には石油の値下りや放漫財政により、経済が悪化した。1989年大統領に再選され、深刻な経済建て直しのためネオリベラリズム(新自由主義)政策に転じたが、国民の不満が高まり、デモ、ストライキ、二度のクーデター未遂事件で危機に陥った。さらに公金不正使用疑惑から1993年5月に国会で職務停止処分を受け失脚、1996年に自宅軟禁2年4か月の有罪判決を受け服役した。[乗 浩子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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