Rakuten infoseek

辞書

ペルシア

大辞林 第三版

ペルシア【Persia】

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ペルシア【Persia】
おもに欧米で用いられてきたイランの別称。もともとはアケメネス朝が拠ったイラン南西部の一地方名パールサPārsa(現代ペルシア語ではアラビア語化されたファールスFārsとして残っている)に由来するが,アケメネス朝のイラン高原統一によってイラン全体を含む概念に拡大された。アケメネス朝期のギリシア史家の用いたペルシスPersisが,ラテン語形ペルシアを経て,ヨーロッパに入ったものである。 原語パールサは,その地方に北方より移住,定着した古代イランの部族名パルスアParsuaに基づくとされる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

ペルシア
ぺるしあ
Persia
イランの旧名。1935年イランと改称。イラン南西部のファールス州はアケメネス朝時代にはパールサとよばれたが、同時代のギリシア人によってペルセースまたはペルシアーと音写された。パールサはイランの一州にすぎなかったが、政治と文化の中心であったためイランを代表する名称となった。パールサは本来イランの部族名であった。イラン人がカスピ海西岸を経て南下する途中、パルスアシュやパルスマシュという地名を残している。これらの地名はメソポタミアの記録にみられる。中世ペルシア語ではペルシア人、ペルシア語をパールシーグといったが、中国では波斯(パルシグ)と音写された。インドのムンバイ(ボンベイ)にいるゾロアスター教徒パールシー人の呼称はこれに由来している。近代ペルシア語ではアラビア語表記法に従って、ペルシア語をファールシー、トルコ人・アラブ人に対するイラン人のことをファールスとよんでいる。[井本英一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

ペルシア
Persia
現在のイランの古称
この名は,ペルシア湾東方に位置したアケメネス朝の故地パールス(現ファールス)のギリシア語に由来し,ペルシア人自身はイラン(アーリア族の発祥地の意)と呼ぶ。前2000年紀初めインド−ヨーロッパ語族が移動してきて,その一部は前7世紀後半にメディアを建国したが,前550年アケメネス朝がこれを倒し,ダレイオス1世のとき,大帝国を建設した。前330年アレクサンドロス大王はこれを滅ぼしたが,のちセレウコス朝が支配し,前248年ごろにはパルティアが成立した。後226年にササン朝がイラン民族の国家を再興し,ゾロアスター教を国教として独自の文化を発展させた。642年以後はイスラーム勢力の支配下にはいった。9世紀半ばごろ,サーマーン朝がおこったが,10世紀末以後,ガズナ朝・セルジューク朝などのトルコ系諸王朝に征服され,13世紀後半からイル−ハン国に,その後はティムール朝に支配された。この長期間の異民族による支配ののち,1502年サファヴィー朝(シーア派)の下で民族復興の機を迎え,オスマン帝国(スンナ派)と対立しながらイラン近世史上の黄金時代を現出した。18世紀にはナーディル=シャーによる征覇のほかは分裂が続き,1779年にカージャール朝の成立をみたが,イギリス・ロシア両勢力により半植民地化(1907年英露協商)された。これに対し,国民間に覚醒の機運が生まれ,1906年立憲制が実現した。第一次世界大戦には中立を宣言したが,イギリス・ロシアとドイツ・トルコの間にはさまれて国土は戦場化し,混乱は激しかった。1925年にレザー=ハーン(レザー=シャー=パフレヴィー)が議会の推挙により王となってパフレヴィー朝を創始し,1935年国名をイランと改めた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ペルシア」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ペルシアの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.