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ベレン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ベレン
Belém
別称パラ Pará。ブラジル北部,パラ州の州都。アマゾン川河口部の一部をなすパラ川の下流部右岸に位置する港湾都市。大西洋から同川を約 140kmさかのぼった地点にあり,グアジャラ川の流入点に近い。パラ川の対岸は広大なマラジョ島である。高温多雨の熱帯気候区に属し,年平均気温 26℃。年降水量は 2700mmに達し,その大部分は1~6月に降る。 1616年要塞を中心として集落が建設され,この地域のポルトガル植民活動の中心地となった。 17世紀末まではおもに砂糖貿易と牧牛によって繁栄,その後はイネ,ワタ,コーヒーなどの栽培が中心となったが,ブラジル南部でこれら作物の生産性が高まるとともに衰退。 19世紀末~20世紀初めのゴム・ブーム時代にアマゾン盆地に産する天然ゴムの主要積出港となり,再び繁栄。同ブーム後もブラジル北部の主要商業中心地として,またアマゾン流域の玄関口をなす港として発展。現在おもにブラジルナッツ,黒コショウ,キャッサバ,ジュート,木材,アルミナを積出す。食品加工,製材,造船,機械,石鹸などの工業が立地する。サントアレサンドレ教会 (1616) など植民地時代の建物も残るが,マンゴー並木で知られる市街は近年急速に近代化が進み,中心部には高層ビルが立並ぶ。ブラジル北部の文化中心地で,市内にはパラ連邦大学 (1957) ,ゴエルディ博物館,パス劇場など各種の文化施設がある。港はアマゾン水運の主要河港であるとともに,国際航路,沿岸航路の海港としても重要。またブラジリアから北上するトランスアマゾン・ハイウェーの終点で,周辺一帯の道路網の中心となっている。国際空港もある。人口 124万 6435 (1991推計) 。

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ベレン
Belém
別称サンタマリアデベレン Santa Maria de Belém。ポルトガル中西部,リスボン県,リスボン市の西部地区。テージョ川右岸にあってかつて王宮がおかれた。 1499年のバスコ・ダ・ガマによるインド航路発見を記念して建設されたベレンの塔 (1515~21) ,エンリケ航海王子の偉業を記念したジェロニモス修道院などポルトガル大航海時代を代表する建造物をはじめ,大統領官邸パソデベレン (1770) ,各種博物館などがある。人口1万 7911 (1981推計) 。

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デジタル大辞泉

ベレン(Belém)
ブラジル北東部、パラー川下流の港湾都市。パラー州の州都。アマゾン川流域の物資の集散地として商業が盛ん。人口、行政区142万(2008)。ベレム

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ベレン(Belém)
ポルトガルの首都リスボンの一地区。中心部よりテジョ川に沿って西方約6キロメートルに位置する。正式名称はサンタマリア‐デ‐ベレン。世界遺産に登録されたジェロニモス修道院ベレンの塔など大航海時代ゆかりの建造物のほか、美術館、博物館が多い。バスコ=ダ=ガマがインド航路を発見した時の出港地として知られる。

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世界大百科事典 第2版

ベレン【Belém】
ブラジル北部,パラ州の州都。旧称パラPará。人口76万5476(1991),大都市域人口129万7592(1993)。パラ川右岸河口付近,グアマ川との合流点に位置する河港都市。ベレン・ブラジリア国道(2116km)の終点で,国際空港がある。商工業の中心。1616年植民基地として創設され,アマゾニアの商業,貿易の中心として発展した。とりわけ19世紀末から20世紀初頭にかけてのゴム採取産業の最盛期に繁栄。

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大辞林 第三版

ベレン【Belém】
ブラジル北東部、大西洋に注ぐパラ川河口から145キロメートル 上流の東岸に臨む河港都市。天然ゴム・ジュート・胡椒などを輸出。旧称、パラ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ベレン
べれん
Belm
ブラジル北部、パラ州の州都。旧称はパラParで、ベレムとも表記する。パラ川の河口から145キロメートル上流に位置するアマゾン水系最大の港湾都市である。人口128万0614(2000)。1616年に建設された都市で、植民地時代の建物が数多く残る。アマゾン川流域の物資の最大の集散地として発展し、19世紀後半から20世紀初頭の野生ゴム採取の全盛期にはとくに栄えた。工業も盛んで、従来の製材、飲料、織物業のほか、石油、造船工業もおこっている。日系人が多く、日本の進出企業も多い。昔の港のわきで開かれる朝市が有名である。[山本正三]

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