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ヘスペリデス

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ヘスペリデス
Hesperides
ギリシア神話の「夕べの娘たち」。ヘシオドスによれば,エレボスニュクスの娘だが,ゼウスとテミス,あるいはアトラスの娘とする説もある。美声をもち,世界の西のはてにある楽園で,竜のラドンとともに黄金のりんごのなる樹の番をしていた。この樹は,ガイアがヘラのために,ゼウスとの婚礼を祝って生え出させたものという。通常,アエグレ,エリュテイア,ヘスペラレトゥサの3人とされるが,4人または7人とする説もある。

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世界大百科事典 第2版

ヘスペリデス【Hesperides】
ギリシア神話で,世界の西の涯の園に住む乙女たち。その名は〈宵の明星(古代ギリシア語でヘスペロスhesperos,ラテン語のウェスペルvesperと同源)の娘たち〉の意。ニュクス(〈夜〉)の娘とも,ティタン神アトラスの娘ともされ,数も3人,4人,7人の諸説があって一定しない。〈ヘスペリデスの園〉には,ガイア(〈大地〉)がゼウスとヘラの結婚祝いに贈った黄金のリンゴのなる木があり,彼女たち姉妹は竜のラドンLadōnの助けを得てそれを守っていた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ヘスペリデス
へすぺりです
Hesperides
ギリシア神話で、「夕べの娘たち」の意味の下位神格。ニクス(夜)の娘、あるいはゼウスとテミスの娘、アトラスの娘など、系譜は諸説あって定まらない。またその数も3人から7人の間とされる。ゼウスとの結婚の祝いに女神ガイアから黄金のリンゴを贈られたヘラは、これを園に植えてヘスペリデスと竜のラドンに厳重に監視させた。これが「ヘスペリデスの園」であるが、その場所も世界の西の果てオケアノスのかなた、またはヒペルボレオイ(極北人)の国、アトラス山脈あたりなどとさまざまに説かれる。ローマ時代のベレニケ(ベンガジ)も「ヘスペリデスの園」とよばれた。なおここのリンゴは、ヘラクレスによって一度盗み出された。[中務哲郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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