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ブールジェ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ブールジェ
Bourget, Paul Charles Joseph
[生]1852.9.2. アミアン
[没]1935.12.25. パリ
フランスの小説家,批評家。 22歳のとき処女詩集を発表。テーヌ実証主義の影響を受けた評論『現代心理』 Essais de psychologie contemporaine (1883) によって名声を得たが,小説弟子』 Le Disciple (89) では,テーヌ流の合理的科学万能主義のもたらす精神の混乱を鋭く指摘し,以後カトリック的モラリストの立場から人間回復を目指して,社会的,家庭的な問題を追求した。しばしば心理小説の伝統の継承者とみなされる。小説『残酷な謎』 Cruelle énigme (85) ,『嘘』 Mensonges (87) ,『宿駅』L'Étape (1902) ,『離婚』 Un Divorce (04) ,『真昼悪魔』 Le Démon de midi (14) ,『われらの行為はわれらを追う』 Nos actes nous suivent (27) 。

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デジタル大辞泉

ブールジェ(Paul Bourget)
[1852~1935]フランス小説家批評家実証主義科学万能主義を批判、心理分析を重視した。評論「現代心理論叢」、小説「弟子」など。

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世界大百科事典 第2版

ブールジェ【Charles‐Joseph‐Paul Bourget】
1852‐1935
フランスの小説家,評論家。テーヌに師事することによって出発した彼は,まず《現代心理試論Essai de psychologie contemporaine》(1883)によって先鋭な批評家として頭角を現した。これは彼の青春に強烈な影響を及ぼしたフランスの詩人,小説家,思想家たちを論じ,時代の精神的病患徴候動機を探ろうとしたものである。道徳の病患を分析し,それからの治癒を目ざす彼は,やがて小説の創作にも励み,《アンドレコルネリス》(1887),《弟子Le disciple》(1889)等で作家的成功を収めた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ブールジェ【Paul Bourget】
1852~1935 フランスの小説家・批評家。実証主義・自然主義への批判を試みた小説「弟子」、ペシミズムを分析した評論「現代心理論集」などが著名。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ブールジェ
ぶーるじぇ
Paul Bourget
(1852―1935)
フランスの作家。アミアンの生まれ。詩人として出発したが認められず、『現代心理論叢(ろんそう)』Essais de psychologie contemporaine(1883)、『続現代心理論叢』(1886)によって批評家として名をなした。これは当時の時代的代表者と目される作家たちの心理分析を試みた名著であるが、とくに当時まだ不当な取扱いを受けていたスタンダールの再評価をした功績は大きい。その後小説も書き始め、『残酷な謎(なぞ)』(1885)、『アンドレ・コルネリス』(1887)、『嘘(うそ)』(1887)などの心理小説の次に、問題作『弟子』(1889)を発表した。これは、当時の実証主義や科学万能主義によってもたらされた精神の危機を鋭くつくとともに、研究発表に際しての学者の道徳責任を追及して大きな反響を巻き起こした。1894年アカデミー会員に選ばれた。この『弟子』を転機としてフランス伝来の宗教、道徳を重んじる伝統主義者となり、『宿駅』(1902)、『離婚』(1904)、『真昼の悪魔』(1914)、『死の意味』(1915)、『われらの行為はわれらを追う』(1927)などの小説を発表。彼は若き日にテーヌの影響によって実証主義の洗礼を受けたが、1905年にはカトリックに改宗、思想的にも右傾し「アクシオン・フランセーズ」の政治運動に加わるようになった。[新庄嘉章]

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精選版 日本国語大辞典

ブールジェ
(Paul Bourget ポール━) フランスの小説家、批評家。評論集「現代心理論叢」で、スタンダールを再評価。心理解剖小説なども手がけた。代表作「弟子」。(一八五二‐一九三五

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