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フーコー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

フーコー
Foucauld, Charles Eugène, Vicomté de
[生]1858.9.15. ストラスブール
[没]1916.12.1. ホガル山地,タマンラセト
フランスの軍人,聖職者。軍人としてアルジェリアに渡り,1882年退官してモロッコを探検し,『モロッコ再認』 Reconnaissance au Maroc (1888) を著わした。 86年キリスト教の道に入り,90年トラピスト会修道士。 97年隠者となり,エルサレムのクララ会修道院で下僕となった。 1901年フランスで司祭となり,アルジェリアに戻り,トゥアレグ語を習得して文法書と辞典を著わした。高潔な人格はイスラム教徒から尊敬されたが,第1次世界大戦中の原地民の反乱で殺された。フランスでは 19年に植民地での布教を後援する「フーコー会」 Association Charles de Foucauldが,33年には彼の遺志を継ぐイスラム教徒への布教団体「イエズスの小さき兄弟会」 Petits Frères de Jésusが創立された。

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フーコー
Foucault, Jean-Bernard-Léon
[生]1819.9.18. パリ
[没]1868.2.11. パリ
フランスの物理学者。初め医者であったが,アルマン・イポリット・ルイ・フィゾーと知り合って物理学の研究に転じた。フィゾーの歯車の方法による光速度の測定に協力し,その後,装置を改善して精度を高めた。 1851年「フーコーの振り子」により地球の自転を実証。その功績でロイヤル・ソサエティからコプリー・メダルを受賞すると同時に,パリ天文台の研究員に任命された (1855) 。 1854年水中の光速度を測定し,物質の屈折率と光速度の関係を示して光の波動説をより確定的なものとした。 1855年渦電流 (フーコー電流) を見出した。ほかに望遠鏡に用いる大口径の反射鏡の表面の精度試験法を考案した (1859) 。

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フーコー
Foucault, Michel
[生]1926.10.15. ビエンヌ,ポアティエ
[没]1984.6.25. パリ
フランスの哲学者。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) 卒業。 1960年博士号を取得,1968年パリのバンセンヌ大学教授,1970年コレージュ・ド・フランス教授。レビ=ストロースと精神分析学の影響のもとで,科学史,思想史の認識論の分野を開拓,西欧文明の歴史における思考形式の構造の変遷を探る。主著『精神病とパーソナリティ』 Maladie mentale et personnalité (1954) ,『古典時代における狂気の歴史』 Histoire de la folie à l'âge classique (1961) ,『言葉と物』 Les Mots et les choses (1966) ,『知の考古学』L'Archéologie du savoir (1969) ,『監獄の誕生』 Surveiller et punir. Naissance de la prison (1975) 。

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フーコー
Foucaux, Philippe Édouard
[生]1811
[没]1894
フランスのインド学者,チベット学者。 E.ビュルヌフの弟子。インド学のためにチベット学を役立てた人。コレージュ・ド・フランスで 1842年以来チベット語を講義した。 47~48年『方広大荘厳経』 Lalitavistaraのチベット語訳"Rgya-tcher-rolpa"の原典と,そのフランス語訳を発表,さらに 84~92年サンスクリット語原典からの翻訳を刊行した。 I.ミナーエフと S.ジュリアンの協力を得て『翻訳名義大集』 Mahāvyutpattiを校訂出版した。著書"Grammaire de la langue tibétaine" (1858) ,"Doctrine des Bouddhistes sur le Nirvāṇa" (64) 。

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デジタル大辞泉

フーコー(Jean Bernard Léon Foucault)
[1819~1868]フランスの物理学者光速度の測定を行い、水中よりも空気中のほうが速いことから光の波動説を実証した。地球の回転を証明するフーコー振り子ジャイロスコープを発明。

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フーコー(Michel Foucault)
[1926~1984]フランスの哲学者・歴史学者。構造主義立場から思想や知の認識論的研究に大きな業績をあげた。著「狂気の歴史」「言葉と物」「性の歴史」など。

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世界大百科事典 第2版

フーコー【Jean Bernard Léon Foucault】
1819‐68
フランスの物理学者。パリに生まれ,病弱であったため家庭内で教育を受けた。最初医学を志したが,銀板写真の発明に刺激されて,科学に関心を移した。1845年からA.H.L.フィゾーとともに光学の研究を行っていたが,彼らはパリ天文台のD.F.J.アラゴーが試みていた地球上での光速度測定の実験を継承することになった。回転鏡を用いる装置を使用して,彼らは独立に,空気中と水中での光速度比較の実験を行い,フーコーは,50年4月30日に,光が水中よりも空気中でより速く伝播(でんぱ)するという結果を発表,53年に学位論文としてまとめあげ,同時にパリ天文台の教授職を得た。

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フーコー【Michel Foucault】
1926‐84
フランスの哲学者。ポアティエに生まれ,レビ・ストロース,アルチュセールとともに1960年代後半に〈構造主義〉の代表的思想家として脚光をあびた。エコール・ノルマル・シュペリウールで哲学を専攻したのち,精神医学の理論と臨床の研究に従事した。パリ大学教授などを経て,70年来コレージュ・ド・フランスの教授。最初の主著《狂気の歴史――古典主義時代における》(1961)で企てたのは,医者(あるいは冷やかな観察者)の立場からではなく,いわば狂人自身の立場からとらえた〈狂気の歴史〉であり,〈狂気の知〉の発掘の仕事であった。

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大辞林 第三版

フーコー【Foucault】
〔Jean Bernard Léon F.〕 (1819~1868) フランスの物理学者。水中の光速度が空気中より遅いことを実測し、光の波動説確立に寄与。また、振り子を使っての地球の自転の証明、ジャイロスコープの発明のほか、フーコー電流(渦電流)を発見。
〔Michel F.〕 (1926~1984) フランスの哲学者。狂気の歴史学を開拓し、人間科学の認識論を革新。構造主義の旗手の一人であったが、後にポスト構造主義的立場から、知と権力の内在的関係を分析。性の歴史的研究は二〇世紀の成果。著「狂気の歴史」「言葉と物」「性の歴史」など。

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

フーコー
[一] (Jean Bernard Léon Foucault ジャン=ベルナール=レオン━) フランスの物理学者。光速度が空気中より水中で小であること、屈折率に反比例することを実測し、波動説を確定的なものにした。また「フーコーの振子」を考案し、地球自転の存在を証明した。他にジャイロスコープの発明、フーコー電流(渦電流)の発見などを行なった。(一八一九‐六八
[二] (Michel Foucault ミシェル━) フランスの哲学者、歴史学者。西洋の思考体系の歴史を中心課題とし、理性や主体といった既成概念を再検討しながら、狂気や刑罰や性などについて独自の分析を加えた。著「狂気の歴史」「言葉と物」「知の考古学」「性の歴史」など。(一九二六‐八四

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