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バーゼルII【ばーぜるII/ばーぜるつー/ばーぜる2】

知恵蔵

バーゼルII
国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委員会が2004年6月に公表した、新しい自己資本比率規制(新BIS規制)。日本では06年3月に規則化された。新規制では、信用リスクの計算方法を精緻化した。債権(債券を含む)に乗じるリスク率を、債務者の格付けや規模などに応じて、0〜150%に細分化している(標準的手法)ほか、銀行の内部格付けに基づきリスク率を算出する内部格付け手法の選択も認めている。またリテール(個人や中小企業)向けの債権には、軽減措置が設けられている。株式には、標準的手法では現行と同じ100%のリスク率が適用されるが、内部格付け手法では、リスク率の下限は200%(売却予定がなければ100%)となる。さらに事務事故や不正行為等による、オペレーショナル・リスクにも、新たに所要自己資本を割り当てている。加えて、銀行に8%以上の自己資本比率の維持を求める(第1の柱)だけでなく、銀行自身が適切な自己資本戦略を設定し、監督当局が検証するプロセスの導入(第2の柱)、自己資本のディスクロージャーによる市場規律の導入(第3の柱)も盛り込まれている。日本では、原則的に07年3月末から適用されるが、先進的な手法でリスクを計測している銀行の場合は、08年3月末から適用される。
(吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

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