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バラスト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

バラスト
ballast
脚荷 (あしに) ともいう。貨物船などが空船で航海するとき,喫水を深くし,船を安定させるための搭載物。空船では喫水が極度に浅くなり,風圧や波浪のため,推進器の空転や復原力の不足を生じ,航海の安全が保てなくなるので,喫水を増大させるためにバラストタンク,ディープタンク,船倉の一部などに清水,海水などの水バラストを積む。砂,礫,土などの固体バラストを使う場合もある。

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デジタル大辞泉

バラスト(ballast)
船体の安定を保つために船底やタンクに積む、砂・砂利・水・油などの重量物。底荷。脚荷(あしに)。→バラスト水
潜水艇・気球の浮沈や昇降を調節するために使用する水・砂・鉛などのおもり。
鉄道線路・道路などに敷く砂利。バラス。
安定器

出典:小学館
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パラグライダー用語辞典

バラスト
オモリのこと。パラグライダー装備重量を調整するためにパイロットが持つ。砂や鉛板などの場合もあるが、何と言っても周りの人達の安全も踏まえ、水が一番である。水のバラストのことをウォーターバラストと呼ぶ。

出典:
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大辞林 第三版

バラスト【ballast】
船の安定をよくするために船底に積む鉄塊や砂利。また、二重底内のタンクに注入する水・油など。脚荷あしに。底荷。底積み。軽荷かるに
潜水艦の浮沈や気球の昇降のために積み込む水や砂袋などの錘おもり
道路・鉄道線路にしく小石・砂礫されき。バラス。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

バラスト
ばらすと
ballast
船体の安定を保つために搭載する重量物、または鉄道の路盤の上に敷き詰める砕石をいう。[岩井 聰]

船舶

積載貨物が少ないか、まったくない空船状態などで船の喫水が浅い状態で航海すると、次のような障害が生じる。
(1)推進器や舵(かじ)が水際にまで近づき、ときには一部が水面上に露出することがある。そのため推進器の効率や舵効きが低下する。
(2)船体の水面上の高さが増し、風波による影響が大きく、船は不安定となって危険な状態になりやすい。また激しい動揺で推進器の一部が水面上に露出し、空転や波による折損、さらには機関故障を誘発したりする。
 このような障害を避けるには、バラストを積み、適切な喫水の確保と、トリム(船の前後喫水のつり合い)の調整による対処が必要である。バラストにはバラストタンク、ディープタンクなどに海水を搭載する水バラストと、船倉や中甲板などに枠で囲って搭載する固形バラストとがある。
 なお、潜水艦、航空機、気球などでも、浮沈・昇降を操作し、重心を調節するために水、砂、鉛などのバラストを使用する。[岩井 聰]

鉄道

砕石(バラスト)を路盤上に敷き詰め、15~50センチメートルの高さに盛り上げた道床の上に枕木(まくらぎ)に締結されたレールを設置する。バラストを使用した道床は列車荷重を路盤に平均化して伝えるほか、クッションの役割をする。また排水をよくし、レールの固定保持に便利であることから、鉄道創業時から使用されてきた。バラストは長期間中に細粉化などによりクッションが悪くなるので、ときおりつるはしや動力ビーダーで突き固めをしたり、バラストクリーナーで古い砕石を取捨選択して、水洗して土埃を取り除いたものと新しい砕石とを混ぜ道床の若返りを行う。高速鉄道用または保守合理化のため、コンクリート道床、スラブ道床が採用されているが、防音効果の面ではバラスト道床が有効であると考えられている。[西尾源太郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

バラスト
〘名〙 (ballast)
① 船体の安定を保つために船底に積み入れる水・油・砂・小石などの重量荷物。脚荷(あしに)。底荷。
※海底旅行(1929)〈木村信兒訳〉一「機関、底荷(バラスト)、附属諸機械、隔壁等を合して」
② 潜水艦、気球などで、浮沈・昇降を操作・調節するために積み込む水・砂袋・鉛などの重量物。〔海底軍艦(1900)〕
③ 道路、線路などに敷く砂利・砂礫。バラス。
※風俗画報‐一九九号(1899)鉄道線路の被害「沼川鉄橋より西半哩許の間、バラストは半分通り洗ひ去られ」

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