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ニーマイヤー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ニーマイヤー
Niemeyer, August Hermann
[生]1754.9.1.
[没]1828.7.7.
ドイツのプロテスタント神学者。教育者。ハレ大学教授,総長をつとめる。合理主義的な教育論を説いた。主著聖書特質』 Charakteristik der Bibel (5巻,75~82) ,『キリスト教教義入門』 Handbuch für christliche Religionslehre (2巻,1790~92) 。また『教育・教授原論』 Grundsätze des Erziehung und des Unterrichts (96) は,教育学の最初の組織的叙述である。教育を,人間の自然的な能力を心身法則に従って調和的に発展させることだと考え,J.ヘルバルトとその学派に大きな影響を与えた。

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ニーマイヤー
Niemeyer, Oscar
[生]1907.12.15. リオデジャネイロ
[没]2012.12.5. リオデジャネイロ
ブラジルの建築家。フルネーム Oscar Niemeyer Soares Filho。1934年リオデジャネイロの国立美術学校を卒業し,ルシオ・コスタの助手として働く。1936年リオデジャネイロの教育保健省ビルの設計で,スイス出身の建築家ル・コルビュジエと出会い,決定的な影響を受けた。その後はル・コルビュジエの基本原理にブラジルの地方色を加味した独自のデザインを生み出し,ブラジルの現代建築において常に指導的立場にあった。主要作品には,コスタと協同したニューヨーク万国博覧会(1939~40)のブラジル館,ル・コルビュジエらと基本構想の作成に携わったニューヨークの国連本部ビル(1947~52),初めて単独で都市計画から手がけたベロオリゾンテ北部のパンプリャの近代建築群(1940~43。2016世界遺産の文化遺産に登録),および都市計画をコスタが,主要建築物の設計をニーマイヤーが担ったブラジリアの建築群(1956~61。1987世界遺産の文化遺産に登録)などがある。1988年プリツカー賞,2004年高松宮殿下記念世界文化賞受賞。

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デジタル大辞泉

ニーマイヤー(Oscar Niemeyer)
[1907~2012]ブラジルの建築家。ルチオ=コスタに師事。1939年、ニューヨーク万博のブラジル館をコスタと共同で設計。1947年にはル=コルビュジェらとともに、国連本部ビルの設計に参加した。曲線を多用したデザインで知られ、国会議事堂や大統領官邸・大聖堂などブラジルの主要建築物を数多く手がけた。1988年、プリツカー賞受賞。

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世界大百科事典 第2版

ニーマイヤー【August Hermann Niemeyer】
1754‐1828
ドイツのプロテスタント神学者,教育学者。神学者A.H.フランケの曾孫。ハレ大学で神学を学び,1784年から同大学の神学の正教授として教育学も講じ,1807年から15年までは総長を務めた。また1799年以降は,フランケ学院長として曾祖父遺業をも継承した。教育学上の主著《両親・家庭教師および教育者のための教育と教授の諸原理》(1796)は,教育に関する当時の代表的な諸見解(ルソー,汎愛派,カントなど)を折衷的に集大成したものであるが,ドイツにおける体系的教育理論の最初の試みとして評価されており,J.F.ヘルバルトにも大きな影響を与えた。

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ニーマイヤー【Oscar Niemeyer】
1907‐
ブラジルの建築家。リオ・デ・ジャネイロに生まれ,同地の大学に在学中からブラジル近代建築の先駆者L.コスタの指導を受け,卒業後すぐ彼の下で働く。1936年,コスタの招きでブラジルを訪れたル・コルビュジエが教育保健省庁舎を設計するのを手伝い,強い影響を受ける。彼の作品はパンプラのサン・フランシスコ教会(1943)から新首都ブラジリアの大統領官邸(の宮殿,1959),国防省(1968)のどれを見ても,豊かな想像力と独創性にあふれ,冷たい国際様式をこえた風土性が強く現れている。

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大辞林 第三版

ニーマイヤー【Oscar Niemeyer】
1907~  ブラジルの建築家。ル=コルビュジエの影響を受け独創的な建築群を発表。新首都ブラジリアの大統領官邸、国会議事堂など主要な建築を設計。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ニーマイヤー
にーまいやー
Oscar Niemeyer
(1907―2012)
ブラジルの建築家。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロに生まれる。同地で国立美術学校に学ぶ。同校長であり、ブラジル建築界の指導的地位にもあったルチオ・コスタLucio Costal(1902―1998)に師事し、1934年に卒業。その後コスタの建築事務所に入った。1936年文部保健省の設計計画に参加し、顧問として招かれていたル・コルビュジエから大きな感化を受けた。やがてコスタの後継者として実力を発揮するようになり、文部保健省を完成させたのみならず、1939年のニューヨーク万国博ブラジル館の設計においては、コスタとの共作によって国際的に知られるようになった。1940年代には、自邸を含めたレストランやヨットクラブなど、さまざまな余暇施設を相次いで設計し、そのキャリアを不動のものにした。1947年にはル・コルビュジエらとともに、超国家的プロジェクトであった国連ビル(ニューヨーク)の設計に参加。1951年からはサン・パウロ市400年祭のための博覧会場ならびに総合計画を担当し、それまでの作風の集大成を図った。
 1956年、ブラジル新首都(ブラジリア)計画実行委員会においてチーフを任され、大統領官邸、議事堂、劇場など数々の主要建築を設計し、現代建築史におけるもっとも輝かしい記念碑的なデザインとなっている。その後、ブラジル共産党への加入による政治活動への傾倒のためにフランスへの国外追放を余儀なくされた1964年までの間、新都市ブラジリア建設の仕事を続けた。1960年代後半にふたたび故郷へ帰り、リオ・デ・ジャネイロ大学で教鞭(きょうべん)をとるかたわら、自身の設計活動も再開した。
 20世紀を通じてヨーロッパ主導型で進んだ近現代建築の波のなかで、とくにル・コルビュジエからの明らかな影響を認めつつも独自の境地を切り開き、また、逆にヨーロッパの建築家たちに影響を与え返した偉大な非ヨーロッパ建築家の一人である。ニーマイヤーの仕事をひとことで説明するのはむずかしいが、その特徴は、ヨーロッパに端を発した近代建築の禁欲的な手法を、より肉体的で官能的な造型へと翻案した点にあり、実際にその造型はしばしばきわめて奔放である。たとえば若き日のニーマイヤーに直接的な影響を与えたル・コルビュジエでさえ、後期の作品には彼からの逆影響を読みとることができるほどである。後の世代であるレム・コールハースのように、頻繁に彼を参照源とする建築家もいる。そのため、祖国ブラジルばかりか南アメリカ全体の英雄と目されているが、実際に建設されたブラジリアに関して、たとえばそのスケールの逸脱のゆえに人間主義的建築計画学の観点から批判も多く受けており、賛否は分かれている。
 1970年度のアメリカ建築学会賞金賞、1988年度のプリツカー賞を受賞。90歳を越えてからも、ブラジル最大の建築家として国家レベルのプロジェクトを手がけており、1996年にはリオ・デ・ジャネイロ近郊にニテロイ国立近代美術館が完成。そのほか、ブラジリアで国立美術館、ベトナムで迎賓館のプロジェクトなどを手がけた。[堀井義博]
『吉阪隆正・鈴木恂文、二川幸夫写真『現代建築家シリーズ オスカー・ニーマイヤー』(1975・美術出版社) ▽ギャラリー・間編『オスカー・ニーマイヤー 1937-1997』(1997・TOTO出版) ▽Stamo PapadakiThe work of Oscar Niemeyer (1950, Reinhold Pub. Corp., New York) ▽Stamo PapadakiOscar Niemeyer ; works in progress(1956, Reinhold Pub. Corp., New York) ▽David UnderwoodOscar Niemeyer and the Architecture of Brazil(1994, Rizzoli, New York)』

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