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ドック

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ドック
dock
船舶の荷役や建造,修繕のために設けられた施設で,港湾ドックと造修ドックに大別され,後者はさらに乾ドック浮ドック係船ドックに分類できる。 (1) 港湾ドック 外海や航路と閘門 (こうもん) でへだてられた港湾で,港内の水位を一定に保つことができる。 (2) 乾ドック 船舶の建造や修繕のために設けられた掘割りで,入口の水門によってドック内の水を排除して船舶の船体全部を露出させ,水線下となる部分の工事を行うことができる。 (3) 浮ドック 船舶の建造,修理のために用いられる鋼製の樋状の容器で,ドック自身が浮沈の機能をもち,ドックを沈めて船を引入れたあと,ドックを浮揚させて船を水面上に露出させる。自由に移動でき,必要とする場所で迅速に作業にかかれる長所がある。船と浮ドックの機能を結合させたものとしてドック型揚陸艦があって,第2次世界大戦の揚陸作戦には小型の揚陸艇をドック内に搭載して活躍し,現在も揚陸艦艇の重要な構成分子となっている。 (4) 係船ドック 船舶を引入れる掘割りであるが,乾ドックのような閘門や水位調節の設備はない。艤装船や修繕船の係留岸壁の機能を果す。潮入り岸壁とも呼ぶ。

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デジタル大辞泉

ドック(dock)
船の建造・修理などを行うために構築された設備。乾ドック湿ドック浮きドックなどがある。船渠(せんきょ)。
人間ドック」の略。
スマートホンタブレット型端末ホーム画面下部にある領域。電話や電子メールなど、よく使うアプリケーションソフトのアイコンを配置する。
スマートホンなどを充電したり、他の機器に接続したりするための小形の台。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

ドック【dock】
船渠(せんきよ)ともいう。船を建造,修理,あるいは係留するための施設。慣用的に造船所自体のことをドックという場合もある。ドックの歴史は古く,舟運の発生とほぼ同時期から存在したものと思われ,エジプト第6王朝のころの記録からも,ピラミッド建設用の石材運搬船の建造,修理にドックが使われていたことがわかっている。日本でも古くから木船用の簡易なドックが用いられていたが,江戸時代末期から明治にかけて西洋型の船が導入されるに伴い,石川島造船所,長崎小菅修船所などに近代的ドックが建造された。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ドック【dock】
船の建造や修理などのために築造された設備。乾ドック・浮きドックなどの種類がある。船渠せんきよ
「人間ドック」の略。 「 -に入る」

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ドック
どっく
dock
船を建造または修理するために構築された施設。乾ドックと浮きドックがある。乾ドックはコンクリートまたは石でつくられた長方形のプール状で、その短辺は海に通じており、閉め切るための扉船が付属している。底部の中心線上に船を据え付けるキール盤木を一列に並べる。キール盤木は30センチメートル角ぐらいの木材で、ドックの横方向に平行に高さ1.5メートルぐらいに積み上げ、長さ方向に1メートル前後の間隔で並べる。盤木は中心線のほか左右両側にも数条設けられる。船をドックに入れるにはまず引き船などで入口まで導き、ウィンチで引き込む。扉船をドックの入口近くまで引き寄せてから中の水を排水すれば、扉船が入口に密着して海水の浸入を防ぎ排水が続行される。船底が盤木にのるころに、船体とドックの側壁との間に支柱を挟んで船体を支持する。
 浮きドックは断面を凹型にした鋼板製の箱型浮体で、側壁と底部は中空になっている。ここに注水して全体を沈下させ、船をくぼんだところへ引き入れてから排水すれば、浮きドックは船をのせたまま浮かび上がる。
 乾ドックの一種に建造ドックがある。ドックの中で船を建造すれば、注水するだけで船を浮かべることができ、普通の船台で建造する場合の進水作業が必要ないので、超大型船の建造にはこの建造ドックが用いられる。[森田知治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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