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トリグリセリド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

トリグリセリド
triglyceride
中性脂肪 neutral fatともいう。1分子のグリセリンが脂肪酸3分子と結合してエステル化されたもので,不飽和脂肪酸が多いと融点が低く,液状になる。脂肪酸鎖の炭素数は通常 14個以上。不飽和トリグリセリドは植物性のものに多く,空気中の酸素を取込むと過酸化物になったり,乾いて固まる (乾性) 。トリグリセリドは皮下脂肪の本体で,リポプロテインリパーゼによって絶えず脂肪組織に取込まれたり分解されたりして熱源として利用されている。 1gの燃焼熱は 9450calであるが,栄養生理学的には 9000calとして計算される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

とりぐりせりど【トリグリセリド】

出典:株式会社平凡社
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四訂版 病院で受ける検査がわかる本

トリグリセリド

基準値

30~150mg/dℓ(酵素法)

トリグリセリドとは

 コレステロールと同じように脂質の一種で、いわゆる中性脂肪のこと。食事に含まれる脂肪分が腸管から吸収されるほか、脂肪や糖分を材料として肝臓でもつくられる。


トリグリセリドをとり過ぎると肥満や脂肪肝などに

血液中の脂質の量を調べる検査で、動脈硬化性の病気を調べるために重要です。高値が続くと動脈硬化に、また肥満や脂肪肝になると高値になります。

高値が続くと動脈硬化に

 トリグリセリド(中性脂肪)も、LDL・HDLコレステロールと同様、動脈硬化性の病気を調べるうえで重要な検査です。

 トリグリセリドは皮下や肝臓などに貯蔵されて、必要に応じて血液中に送り出され、生命活動を行ううえで必要なエネルギーになりますが、コレステロールの代謝とも相互に関係し、高値になるとLDLコレステロールを上昇させ、 動脈硬化の原因になります。

とり過ぎると肥満、脂肪肝などに

 トリグリセリドは食物にたくさん含まれており、食物の種類やカロリー摂取量によっても変動します。

 一般に、脂肪や炭水化物・糖分、アルコールなどをとり過ぎると皮下や肝臓などに沈着して高値になり、肥満や脂肪肝などになります。

 とくにアルコールは、1gあたり7kcaℓという高カロリーのため、また高栄養のつまみを食べることが多いため、長期にわたっての飲み過ぎは脂質異常症(→参照)の大きな原因になります。

検査前12時間以上は絶食

 検査は、酵素を用いた試薬によって測定します。トリグリセリドは食後に上昇し、1~2時間後に最大値になったのち徐々に減少し、食事前の濃度に戻るのに10~14時間かかります。アルコール摂取でも8時間後に最大値になって約30%も増加、さらに脂肪と一緒にとると12時間後でも高値が続きます。

 したがって、トリグリセリドの正確な値を知るためには、検査前12時間以上は絶食、禁酒します。

アルコールや食事が原因の高値は経過観察

 トリグリセリドの基準値は30~150mg/dℓで、上限値は病態識別値(動脈硬化性疾患)です。トリグリセリドが150mg/dℓ以上の場合を高トリグリセリド血症といいます。基準値を超えていたら、2週間後くらいに再検査します。

 トリグリセリドは、そのほとんどがアルコールや食事の影響、糖尿病や甲状腺機能低下症などの病気によって高値になります。アルコールや食事で高値の場合は、300mg/dℓくらいまでは運動や食事などライフスタイルの改善が必要で、半年に1回ほどのチェックで経過を観察します。

 トリグリセリドが400mg/dℓ以上で、HDLコレステロールが40mg/dℓ以下の場合は、薬剤による治療を行うのが一般的です。

疑われるおもな病気などは

◆高値→家族性脂質異常症(Ⅲ・Ⅳ・Ⅴ型)、糖尿病、ネフローゼ症候群、甲状腺機能低下症、脂肪肝、腎不全など

◆低値→栄養不良、吸収不良症候群、慢性肝機能障害(肝硬変、肝臓がん)など

医師が使う一般用語
「トリグリ」=トリグリセリドの略

出典:法研「四訂版 病院で受ける検査がわかる本」
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栄養・生化学辞典

トリグリセリド

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化学辞典 第2版

トリグリセリド
トリグリセリド
triglyceride

[別用語参照]グリセリド

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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