Rakuten infoseek

辞書

チュルク諸語【チュルクしょご】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

チュルク諸語
チュルクしょご
Turkic languages
トルコ共和国のトルコ語,およびそれと同系の諸言語をさす。中央アジア,中国のシンチヤン (新疆) ウイグル自治区,シベリアに広く分布している。話し手約1億人。主要言語は,トルコ語,アゼルバイジャン語トルクメン語ウズベク語キルギス語カザフ語カラカルパク語ノガイ語クミク語バシキール語タタール語トゥーバ語ウイグル語ヤクート語チュバシ語など。この語族は言語的にかなり均質で,ただヤクート語,とりわけチュバシ語が他から著しく異なるだけである。文法構造上,膠着性を共通にもつ。母音調和もほとんどすべての言語に存在する。最古の文献は8世紀のオルホン碑文エニセイ碑文であるが,それから現代諸言語への変化はそう大きくない。文字は 1920年代初めまでアラビア文字が使われたが,旧ソ連領内のトルコ族ローマ字を経て現代はロシア文字を使用。トルコ語もローマ字を使用し,アラビア文字は中国やイランなどのトルコ族が使っているだけである。チュルク諸語は,モンゴル語ツングース語とともにアルタイ語族を形成するという見方が有力であるが,証明が完成しているとはいえない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

チュルクしょご【チュルク諸語 Turkic】
広い意味のトルコ語。狭い意味のトルコ語トルコ共和国語をさすのに対して,トルコ共和国語を含めて,アジア大陸,ヨーロッパ大陸に広く分布する同族のトルコ系諸言語のすべてをさす。ロシア語で,前者をトゥレツTurets語,後者をチュルクTyurk語といって区別するのに当たる。西はバルカンクリミア(ほぼ東経21゜)からボルガ川中流地帯,中央アジア,シベリアおよび中華人民共和国新疆ウイグル自治区,そして東はレナ川流域(ほぼ東経160゜)に至る広大な地域に分布するが,話し手の数は約4000万(数え方にもよるが数の上では世界第10位)である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

チュルクしょご【チュルク諸語】
アルタイ諸語の下位言語群の一。トルコ共和国から中央アジア・中国の新疆ウイグル自治区にかけて分布する。トルコ語・タタール語・ウズベク語・ウイグル語などを含む。最古層は突厥とつけつ文字で書かれた八世紀のオルホン碑文。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界の主要言語がわかる事典

チュルクしょご【チュルク諸語】
トルコ系諸言語の総称。トルコ語、アゼルバイジャン語、タタール語、トルクメン語、ウズベク語、カザフ語、キルギス語、ウイグル語、ヤクート語などがある。バルカン半島から東シベリアまで、広大な地域に分布する。表記にはラテン文字、キリル文字、アラビア文字など、地域によって異なる文字が使われる。言語的には、厳格な母音調和や膠着語的な文法構造が特徴。8世紀の突厥碑文(とっけつひぶん)、11世紀の古代ウイグル語の文献などが歴史的に古い資料として知られる。モンゴル諸語、ツングース諸語とともに、共通の祖語をもつアルタイ諸語を構成するとされるが、定説ではない。◇トルコ系諸語ともいう。◇英語でTurkic。

出典:講談社
(C)Kodansha.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

チュルク諸語」の用語解説はコトバンクが提供しています。

チュルク諸語の関連情報

他サービスで検索

「チュルク諸語」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.