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チャモロ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

チャモロ
Chamorro, Violeta Barrios de
[生]1929.10.18. リバス
ニカラグアの政治家。大統領(在任 1990~96)。裕福な家庭に生まれ,アナスタシオ・ソモサ・ガルシアの独裁政権に抵抗した反体制派新聞『ラ・プレンサ』の社主と結婚。1978年に夫が暗殺されたのち,社主の座を引き継ぐ。サンディニスタ民族解放戦線 FSLNがソモサを打倒すると,チャモロは一時的に暫定政府の一員となった。しかし,まもなく『ラ・プレンサ』紙はダニエル・オルテガ批判とアメリカ合衆国寄りの路線に転じ,反 FSLN勢力を大いに支援した。アメリカとの軍事的,経済的対立の解消を訴えて,1990年に大統領に当選。在任中は根深い政治的分裂の持続や,いまだ大きな勢力を保つ FSLNの存在に悩まされた。

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デジタル大辞泉

チャモロ(Chamorro)
ミクロネシアマリアナ諸島先住民。人種的にはポリネシア系といわれるが、17世紀以降スペイン人などと混血

出典:小学館
監修:松村明
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大辞林 第三版

チャモロ【Chamorro】
西太平洋、ミクロネシアのマリアナ諸島の住民。マリアナ諸島がスペインに支配され、一七世紀末強制的にグアム島に移住、以後混血がすすんだ。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

チャモロ
ちゃもろ
Chamorros
太平洋、ミクロネシアのマリアナ諸島の先住民。1521年にマジェランがグアム島を発見してから数十年後の65年、スペインはマリアナ諸島の領土権を宣言した。当時、およそ10万人のチャモロ人が居住していたとされる。17世紀末、チャモロ人はグアム島へ強制疎開させられた。現在では混血により、純粋なチャモロ人は存在しない。スペイン統治初期からのキリスト教化が進み、固有の宗教や制度も失われてしまった。考古学的発掘や16~17世紀の文献によると、チャモロ人はラッテ・ストーンとよばれるサンゴ石灰岩や玄武岩製の石柱建造物を築いたとされる。マリアナに広く分布するラッテ・ストーンが、礎石か祭祀址(さいしし)か、あるいは埋葬の記念碑であったのかは謎(なぞ)とされている。ラッテ建造以前にも、人間が紀元前から居住していたことが、先史遺物であるマリアナ赤色土器、無文土器の存在から知られている。チャモロ人は米の栽培を行い、三角帆とアウトリガー付きのマタとよばれるカヌーを利用した。ラッテ期の遺跡の発掘から石蒸し料理、漁労、ベテルチューイング(アレカヤシの実にコショウ科植物の葉と石灰を混ぜたものをかむ習慣で、刺激性が強い)が行われた証拠がみつかっている。チャモロ語は西カロリンのパラオ語とともに、オーストロネシア語族の一分派を形成し、インドネシア、フィリピン諸語との類縁関係が認められている。[秋道智彌]

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