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ダービー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ダービー
Darby, Abraham III
[生]1750
[没]1791
同名の祖父 (1677~1717) ,父 (11~63) と3代続いたイギリスの製鉄業者。 1779年工場のあったシュロップシャーコールブルックデールセバーン川に最初の鉄橋を建設した。

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ダービー
Darby, John Nelson
[生]1800.11.18. ロンドン
[没]1882.4.29. ボーンマス
イギリスの神学者。アイルランド教会の聖職者であったが,国家からの宗教の独立を主張して,国教会を退き (1827) ,初期キリスト教会の簡素を求めて,同志たちと 1830年頃プリマス兄弟団を結成 (→プリマス・ブレズレン ) 。 47年には兄弟団のなかにダービー派と呼ばれる非開放的なセクトをつくり,その指導者となる。著書多数で,賛美歌集を編んだ。

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ダービー
Derby
アメリカ合衆国,コネティカット州南西部,ニューヘーブンの西約 10kmにある町。かつては造船や漁業で栄えたが,19世紀中頃に衰微。現在は金属,機械など多様な工業が発達している。人口1万 2199 (1990) 。

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ダービー
Derby
イギリスイングランド中部の都市。単一自治体(ユニタリー unitary authority)。1997年にダービーシャー県から分離して単一自治体となった。ロンドンの北北西約 180km,ペナイン山脈の南端麓にあり,トレント川支流ダーウェント川の下流部に臨む。古代ローマの要塞の近くにできた古い町で,9世紀にここを占領したデーン人が Deorabyと呼んだことに由来。1750年頃から陶磁器の生産が始まり「ダービー焼」で有名。18世紀初めにイタリアから絹紡績が導入されて以来,織物工業が発展,絹のほか,レース,綿織物などの生産が盛んとなった。19世紀に鉄道の要地となってから,鉄道車両製造,機関車修理などの工業が発達。ほかに,航空機エンジン,機械,化学,印刷などの工業がある。16世紀建築の塔をもつ大聖堂,聖ピーター聖堂など由緒ある建築物が多い。哲学者ハーバート・スペンサーの生地。面積 78km2。人口 23万3700(2005推計)。

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ダービー
Derby
オーストラリア,ウェスタンオーストラリア州北東部,フィツロイ川河口の港町。キンバリー高原西部の牧牛業の集散地。近くに灌漑地区があり米作が試みられている。人口 3258 (1986) 。

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ダービー
Derby
イギリスで行なわれる競馬クラシック競走の一つ。イギリスの競馬のうち最も賞金が高く,また最大の人気を集めている。1780年に第12代ダービー伯爵らによって創設され,以後第1次・第2次世界大戦中ニューマーケット競馬場で代行されたのを除き,一度も中止されることなく毎年 6月上旬にエプソム・ユーエルエプソム競馬場で開催されている。距離・負担重量など各種条件はこの間数度にわたり変更され,今日は距離 1.5マイル(約 2400m),負担重量牡馬 9ストン(約 57.2kg),牝馬 8ストン 9ポンド(約 54.9kg)。ダービーに範をとったレースは多くの国で行なわれているが,各種条件は必ずしも同一とはかぎらない。日本では東京優駿日本ダービー)が,アメリカ合衆国ではケンタッキー・ダービーが開催されている。

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ダービー
Darby, Abraham
[生]1678?. ダッドリー近郊
[没]1717.3.8. マデレーコート
コークスを燃料に用いる製鉄法を開発したイギリスの製鉄業者。ブリストルでコークスを用いた銅精錬業に従事したのち,1708年製鉄会社を設立。低硫黄炭の産地に近いセバーン川沿いのコールブルックデールに製造拠点を設けた。1709年コークスを燃料にした高炉により商品価値の高い鉄を生産することに成功。石炭を用いる溶鉱炉よりはるかに大きい炉を建設することにより,コークスの使用がコストと生産性の両面において優れていることを実証した。ダービーの製造した鉄は質が高く,薄い鋳物にも適していたため,真鍮製にひけをとらない,鉄製鍋など底の深い容器の製造も可能になった。1712年にトーマス・ニューコメンが蒸気機関を発明すると,鉄製シリンダの生産という新たな市場を開拓。長男のエブラハム・ダービー(1711~63)に事業継承後の 1758年までに,100個以上のシリンダがコールブルックデールで製造された。1779年,孫のエブラハム・ダービー3世(1750~91)が世界初の鉄橋(コールブルックデール近郊に現存。→アイアンブリッジ峡谷)を完成。1802年にイギリスの技術者で発明家のリチャード・トレビシックが設計した世界初の鉄道用の高圧蒸気機関もコールブルックデールの製鉄所で製造された。(→産業革命

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デジタル大辞泉

ダービー(Derby)
英国の名家の一。競馬のオークスやダービーは第12代のダービー卿が創設した。

英国、ロンドン郊外のエプソムで毎年6月上旬に行われる、サラブレッド3歳馬による競馬。距離1.5マイル(約2400メートル)。クラシックレースの一つで、1780年創始。現在、世界各地でこの名をつけた類似のレースが行われている。
日本で、1にならって毎年5月に行われる「東京優駿」の通称。五大クラシックレースの一。日本ダービー。
(derby)首位をめざして何人もが競いあうこと。「ハーラーダービー」「ホームランダービー
(derby)⇒ダービーマッチ

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ダービー【Derby】[地名]
英国イングランド中部の都市。バーミンガムの北北東に位置する。18世紀より絹紡績と製陶業で発展、産業革命中心地の一つとなった。現在は鉄道車両や航空機エンジンなどを生産する。哲学者ハーバート=スペンサーの生地。
オーストラリア、西オーストラリア州北部、キンバリー地方の町。インド洋のキング湾に面し、10メートル以上もの干満の差が生じる。第二次大戦時に日本軍による空襲を受けた。

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世界大百科事典 第2版

ダービー【Derby】
イギリス,イングランド中部,ダービーシャーにある工業都市で行政中心地。地名は,古ノルウェー語で〈鹿猟園のある農場〉の意。人口23万2000(1995)。イングランドの中央部,ミッドランド低地の北縁に位置し,古来ダーウェント川に沿う交通中心として,また産業革命以後は鉄道の結節点として発展,現在は車両,自動車,航空機エンジン,化学繊維などの工業が立地する。市の北部にはローマ時代の集落跡デルベンティオがあり,9世紀にはデーン人の〈五都市〉の一つとなった。

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ダービー【Abraham Darby】
コークス高炉による製銑にはじめて工業的に成功した,3代にわたる同姓同名のイギリスの製鉄業者一家。(1)ダービー1世(1678‐1717) ブラックカントリーの錠前工兼農民(クエーカー教徒)の子に生まれ,バーミンガムの麦芽(モルト)装置製造者の徒弟となり,1699年独立。1702年同教徒らと黄銅工場を設立した。黄銅製で高価であった深なべ(鍋)を鋳鉄製にすることを考え,乾燥砂型鋳造法を開発して07年特許を得た。

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ダービー【Edward Geoffrey Smith Stanley,14th Earl of Derby】
1799‐1869
イギリスの政治家。オックスフォード大学を卒業して下院議員となり(1822),はじめホイッグ党に属した。アイルランド事務相(1830‐33)を経て植民相となり,奴隷制廃止法案の成立に尽力したが,1835年から保守党に移り,第2次ピール内閣の植民相となり(1841‐44),44年には上院議員となった。しかし,穀物法廃止問題で党首ピールと衝突し党は分裂,46年以降,ディズレーリとともに停滞期の保守党を指導した。

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ダービー【Derby】
競馬の競走名。近代競馬発祥の地イギリスのエプソムEpsom競馬場(ロンドン郊外)で1780年に始まったもので,創設者の第12代ダービー卿スタンリーEdward Smith Stanleyの名をとって命名された。明け4歳馬(満3歳)のナンバーワンを競うこのレースの優勝はイギリス競馬界最高の栄誉とされ,第1,第2次世界大戦中は場所をニューマーケット競馬場に移したが,創設以来一度も欠かさず,例年5月最終週,または6月第1週の水曜日(この日をダービー・デーDerby dayという)に開催されている。

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大辞林 第三版

ダービー【Derby】
イギリス、ロンドン南郊のエプソムで毎年行われるサラブレッド三歳馬のクラシックレース。現在、距離1.5マイル(約2414メートル)で競う。1780年ダービー伯が創始。
「日本にほんダービー」の略。 [季] 夏。
プロ野球などで、投手や打者の成績の首位争い。 「ホームラン-」 「ハーラー-」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

367日誕生日大事典

ダービー
生年月日:1826年7月21日
イギリスの政治家
1893年没

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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精選版 日本国語大辞典

ダービー
(Derby) イギリス、イングランド中部、バーミンガムの北北東にある都市。一三世紀に自治都市となり、一八世紀にイタリアから絹紡績が導入され、製陶業の製品に王冠模様をつけることをジョージ三世から許されて以来、工業都市として発達した。鉄道車両などの工業も行なわれる。

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ダービー
(Derby)
[1] イギリスの名家の一つ。特に一二代のダービー卿は、競馬のオークス(一七七九)およびダービー(一七八〇)の創設者として知られる。
[2] 〘名〙
① サラブレッド三歳馬によるクラシックレースの一つ。競走馬にとって最も名誉あるレースとされ、日本では、日本ダービー(東京優駿)として、毎年初夏の頃行なわれる。《季・夏》 〔アルス新語辞典(1930)〕
② 黒フェルトの丸形の山高帽ダービーハット
③ 競争。特にプロ野球などで、タイトルをかけた争い。「ホームランダービー
④ サッカーなどで、同じ都市や地域の二チームによる対戦。ダービーマッチ。

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