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ダウンバースト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ダウンバースト
downburst
発達した積乱雲の下部から下向きに爆発的に吹き降ろす気流と,この気流が地面に衝突して水平に噴き出す破壊的気流。下降噴流ともいう。その先端部はガストフロント突風前線)という。特に,水平方向に噴き出す距離が 4km未満のダウンバーストをマイクロバースト(小型噴流)と呼ぶ。この現象を詳しく調査したシカゴ大学の藤田哲也の命名による。離陸または着陸する飛行機がダウンバーストの中に入ると,初め向かいだったものが急に追い風に変わるため揚力を失い,失速する危険がある。また,風速 20m/sにも及ぶ強い下降気流によって飛行機が地上にたたきつけられることもある。

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朝日新聞掲載「キーワード」

ダウンバースト
発達した積乱雲の下で起きる激しい下降気流が、弱まることなく地表に衝突し、水平方向に突風となって吹き出す現象。秒速70メートルを超える場合もあり、大きな破壊力を伴う。
(2006-10-13 朝日新聞 朝刊 1道)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ダウンバースト(downburst)
積乱雲の下で強い下降気流が地面にぶつかり、水平に向きを変えて突風となる現象。急に発生して数分で消滅するが、離着陸時の航空機にとっては危険。水平に広がったときの直径が4キロメートル未満のものをマイクロバースト、それ以上のものをマクロバーストという。

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パラグライダー用語辞典

ダウンバースト
不安定な大気の中では積雲や積乱雲は強い上昇気流を発生させる。その上昇気流として吸い込まれた空気に含まれる水蒸気は、上空で冷やされ氷や水となる。成長を続ける雲はしだいに重くなり、あるレベルに達するとその重さに耐え切れなくなり、今度は逆循環の急激な下降気流となって地表に叩きつける気流をもたらす。これをダウンバーストという。ダウンバーストはその大きさを水平距離4kmを境に大きいものをマクロバースト、小さいものをマイクロバーストと呼ぶ。また、このダウンバーストが小規模で局地的に起こる現象をローカルダウンバーストと呼ぶ。パラグライダーがダウンバーストにより大きな事故となった実例は今のところないが、これはダウンバーストであったと証明できる資料が無いことや、そのメカニズムが一般に知られていない事からと思われ、特にローカルダウンバーストについて、その発生はめずらしいものではなく、注意する必要がある。

出典:
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大辞林 第三版

ダウンバースト【downburst】
積乱雲などの中で発達する下降気流が地表に衝突して四方に発散する爆発的な吹き出し風。

出典:三省堂
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知恵蔵mini

ダウンバースト
積雲や積乱雲から爆発的に吹き下ろされた気流のこと、及びその気流が地面にぶつかり水平方向の破壊的な風となったもののこと。地面での気流の広がる範囲が4キロメートル以上になるものをマクロバースト、4キロメートル以内のものをマイクロバーストと呼ぶ。強風の開始と同時に気温が下降し湿度・気圧が上昇する、風向きがほぼ一定といった特徴がある。シカゴ大学の藤田哲也が、1975年6月24日のニューヨーク・ケネディ空港での航空機墜落事故の原因はダウンバーストであることを発見し、以来広く注目されるようになった。
(2015-6-18)

出典:朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ダウンバースト
だうんばーすと
downburst
積雲または積乱雲から生じる強い下降(down)流が地面に到達後地表面付近で周囲に吹き出し(burst)、突風を生じさせる現象。地上構造物などに被害を与えたり、離着陸時の航空機事故の原因ともなる。地上の吹き出し風速は秒速70メートルほどに達することもある。寿命は10分以下のことが多く、吹き出しの水平スケールは数キロメートル以下である。最近の例では1996年7月15日、茨城県下館市(現筑西(ちくせい)市)周辺で死傷者20名、建物倒壊425棟の被害があった。アメリカではダウンバーストによる民間航空機事故が多く、これまで数百名の死傷者がでているが、日本ではいまのところ地上での被害のみである。[岸保勘三郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ダウン‐バースト
〘名〙 (downburst) 積乱雲などの下部に発生する強い下降気流。地面に当たって水平に広がり、突風災害をひき起こす。離着陸時の飛行機にはきわめて危険。

出典:精選版 日本国語大辞典
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