Rakuten infoseek

辞書

タンホイザー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

タンホイザー
Tannhäuser
[生]1200頃
[没]1270頃
中高ドイツ語時代の抒情詩人。中高ドイツ語では Tannhuser。おそらくバイエルン地方の騎士の出身。生涯についてはほとんど不明であるが,広く各地を旅行し十字軍にも参加 (1228~29) したと伝えられる。作品には技巧を凝らした上品な舞踏歌のほか,滑稽で写実的なミンネザング (恋愛詩) ,あるいは格言詩などがある。彼の名を冠して伝えられた一連懺悔の歌のために,民間伝説の主人公として有名になり,ティークやハイネらに取上げられ,なかでもワーグナーの楽劇『タンホイザー』は有名。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

タンホイザー
Tannhäuser
ドイツの作曲家 R.ワーグナー作曲の3幕のロマンチック・オペラ。 1843~44年作曲。初演は 45年 10月 19日,ドレスデン原題は『タンホイザーとワルトブルクの歌合戦』で,中世の伝説に基づき,作曲者が台本を書いた。中世抒情詩人タンホイザーの官能的な愛とキリスト教的愛との相克を描く。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

タンホイザー(Tannhäuser)
ワグナー作曲のオペラ。全3幕。1845年ドレスデンで初演。中世ドイツの伝説をもとにワグナー自身が台本を作成。騎士で吟遊詩人のタンホイザーとエリーザベト姫との愛を描く。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉プラス

タンホイザー
ドイツの作曲家リヒャルト・ワーグナーのドイツ語による全3幕のオペラ(1845)。原題《Tannhäuser und der Sängerkrieg auf der Wartburg》。正式名称は『タンホイザーとワルトブルクの歌合戦』。中世ドイツに実在した歌合戦を題材とし、騎士タンホイザーと領主の娘エリーザベトとの純愛を描いた作品。

出典:小学館
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

タンホイザー【Der Tannhäuser】
13世紀中ごろに活躍したバイエルン出身の詩人,ミンネゼンガー(中世騎士恋愛詩人)。恋愛詩,舞踏歌,十字軍歌などドイツ語による16編の作品が残っているが,実在詩人としてよりもむしろ中世後期以降に生じた詩人伝説の主人公として有名になった。ベーヌス山Venusbergで官能的歓楽にふけった後,魂の救済を求めてローマに巡礼,教皇の過酷な判決を受けるが,神には許される。このタンホイザーのバラードは,《少年の魔法の角笛》に収録されて以来,ドイツ・ロマン派の詩人たちは好んでこの題材を取り上げた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

タンホイザー【Tannhäuser】
R.ワーグナー作詞,作曲による3幕のロマン的オペラ。正式な題名は《タンホイザーとワルトブルクの歌合戦》。1845年完成,同年ドレスデンで初演されたが,2年後に一部改訂(ドレスデン版),さらに61年のパリ上演に際しては第1幕にバレエの場面が挿入された(パリ版)。台本は二つの異なった伝説(歌合戦の話およびタンホイザーの伝説)に基づいてワーグナー自身が書いた。中世ドイツの騎士でミンネゼンガーのタンホイザーは,ワルトブルク領主の姪エリーザベトと清い愛を誓い合った仲であったが,妖艶な美の女神ビーナスの誘惑に負けて官能の世界におぼれた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

タンホイザー【Tannhäuser】
ワグナー作曲のオペラ。三幕。1845年初演。中世ドイツの伝説に基づくワグナー自身の台本による。従来のオペラから楽劇に発展する兆しを示した作品。初演後改訂版がある。原題は「タンホイザーとワルトブルクの歌合戦」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

タンホイザー
たんほいざー
Tannhuser und der Sngerkrieg auf der Wartburg
ワーグナーのオペラ。正式の題名は『タンホイザーとワルトブルクの歌合戦』で、「三幕からなるロマン的オペラ」の副題をもつ。自ら中世ドイツの史実や伝説に基づき台本を作成、1845年ドレスデンで初演。愛の女神ウェヌス(ビーナス)のもとで官能の世界におぼれていた騎士タンホイザーは、これに飽いて地上に戻り、ワルトブルクの歌合戦に参加する。そこで彼は肉欲の愛を賛美する大罪を犯してしまうのだが、彼を愛する領主の姪(めい)エリーザベートのとりなしでローマ巡礼の旅に出る。しかし教皇から赦免を拒否されたタンホイザーはふたたびウェヌスの世界に戻ろうとするが、エリーザベートは自らの命を犠牲にして彼の魂を救済する。
 このオペラは筋書き構成までワーグナーが自分で案出した最初の作品であり、また音楽面においても、彼独自のスタイルを確立するうえで重要な意味をもつ。ドラマの内容を先取りした交響詩的序曲、息の長いウェヌスとタンホイザーの対話、そしてエリーザベートの「歌の殿堂」やウォルフラムの「夕星(ゆうぼし)の歌」、また「巡礼の合唱」なども有名だが、とくにタンホイザーの歌う第三幕の「ローマの語り」には後期の円熟した作法を予見させるものがある。1861年、序幕にバレエを入れた改訂版がパリで上演されている。[三宅幸夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

タンホイザー
(Tannhäuser) オペラ。三幕。ワグナー作曲。一八四五年初演。原名は「タンホイザーとワルトブルクの歌合戦」。ドイツ中世の騎士で音楽家のタンホイザーが、官能のとりことなりながらも、恋人エリザベートの純愛の死によって魂を救われる。主題、手法などに楽劇への志向がみられる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

タンホイザー」の用語解説はコトバンクが提供しています。

タンホイザーの関連情報

関連キーワード

ルイ松浦荘ルイ松浦荘フランス史(年表)インド哲学デンマーク文学度量衡明治大学オフィシャルグッズ(文房具)立教大学ラッシャーズグッズ

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.