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スペクトル型【スペクトルがた】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

スペクトル型
スペクトルがた
spectral type
恒星をその発光のスペクトルの種類や強さによって分類したもの。通常用いられるのはハーバード式分類法である。それは
という系列をなすもので,左のほうが高温で 25000K (→ケルビン ) 以上,右が 3500K以下の低温の星にあてはまり,左へいくほどスペクトルは早期,右へいくほど晩期であるという。O~Mの系列から枝別れしているR,N,Sのそれぞれの型は化学的組成が他の星とは異なっていることを表す。この各文字に 0~9 の 10段階の脚号をつけて細分し,またその後に光度を示すI ~ Vの添字をつけて区別する。

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デジタル大辞泉

スペクトル‐がた【スペクトル型】
恒星のスペクトルを吸収線の種類や強さによって分類したもの。恒星の表面温度に対応してO・B・A・F・G・K・M・R・N・Sの型に分類し、各型はさらに0から9の数字をつけて細分する。

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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

スペクトルがた【スペクトル型 spectral type】
恒星のスペクトルの特徴を記述,分類するために用いる。現行のスペクトル分類は,20世紀の初めハーバード天文台で始められたものである。ハーバード分類では恒星スペクトルを単純なものから順にA,B,C,……型と配列したが,のちにこれらを整理統合し,さらに星の温度の順に並べかえてハーバード分類は完成した。恒星スペクトルの温度系列は,O型は約5万Kともっとも高温の星の示すスペクトルで,電離ヘリウムのスペクトル線が見える。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

スペクトルがた【スペクトル型】
恒星が発するスペクトルを、そこに見られる吸収線の種類や強さによって分類したもの。主なスペクトル型を恒星の表面温度の高いものから並べると、 O ・ B ・ A ・ F ・ G ・ K ・ M の順になる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

スペクトル型
すぺくとるがた
spectral type
恒星からの光を低分散度の分光器にかけて撮影し、そこに見られる吸収線スペクトルの見かけのようすに従って類別したもの。19世紀末から始められ、20世紀の初めには約23万個の恒星についてのスペクトル型を記載した『ヘンリー‐ドレーパー星表』が出版された。単なる見かけによる系列化に対してアルファベット記号が与えられていたが、しだいに天体物理学的な意味づけが可能になるにつれて順序も入れ替わり、ほぼ恒星の表面温度の高い順に、O、B、A、F、G、K、M型となって定着している。20世紀末になり、赤外線観測でM型星より低温の恒星が見つかり、L型、T型という分類群が加わった。M型近くの低温度星については、組成異常を示すものがあり、R、N、S、C型もある。各型はさらに10に細分され、A0型とF0型の中間の星はA5のように記される。
 標準的なスペクトル型は、太陽にみられるような標準元素組成のガスが数万Kから数千Kの温度領域で発するものとして、理論的に詳しく解明されている。さらには恒星物質の圧力の影響がスペクトル線の太さに現れることを利用して、「光度階級」を示すローマ数字を添えて二次元のスペクトル型指定をする方式もある。スペクトルのようすは星間吸収に影響されないので、遠い恒星についてもスペクトル分類ができれば、恒星の質量、絶対光度、距離などを推定するのに役だつ。[小平桂一・家 正則]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

スペクトル‐がた【スペクトル型】
〘名〙 恒星をそのスペクトル線の種類や強度分布によって分類した型。一般に用いられるハーバード式分類では、高温から低温の順にO・B・A・F・G・K・Mと命名され、M型近くにはR・N・S型もあり、さらにおのおの0から9までの数字をつけて細分する。

出典:精選版 日本国語大辞典
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