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ストレプトマイシン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ストレプトマイシン
streptomycin
C21H39N7O12 。 S.ワクスマンらによって放線菌の一種 Streptomyces griseusの代謝物から発見されたアミノ糖抗生物質細菌感染症,特に結核治療薬として用いられている。菌のタンク培養液からイオン交換樹脂を用いて単離精製する方法で工業生産されている。強塩基性物質で塩酸塩は白色粉末。溶媒には溶けにくい。細菌の蛋白質合成阻害を主とする作用を有すると考えられている。また,神経筋接合部遮断剤との協力作用が知られている。多用すると聴神経に障害をきたし,難聴になるおそれがある。

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デジタル大辞泉

ストレプトマイシン(streptomycin)
ストレプトミセス一種から得られる抗生物質。特に結核菌有効で、結核治療薬として用いられるが、難聴などの副作用がある。ストマイSM

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

ストレプトマイシン
 C21H39N7O12 (mw581.58).

 あるの放線菌が生産する抗生物質.グラム陽性菌,グラム陰性菌に作用し,結核菌にも有効.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ストレプトマイシン【streptomycin】
最初に単離された抗結核性抗生物質。1944年,アメリカのワクスマンらによって,アメリカ,ニュージャージー州で得た放線菌Streptomyces griseusの培養液から単離された。ストレプトマイシンの発見により,ペニシリンサルファ剤が作用しがたいグラム陰性杆菌を含む広範囲の細菌感染症が治癒し,とくに,それまで不治の病として恐れられていた結核が治るようになって,人類に大きな福音をもたらした。また,放線菌を中心に新しい抗生物質を探索する,その後の抗生物質発展の端緒ともなった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ストレプトマイシン【streptomycin】
放線菌の一種ストレプトマイセス属から分離された抗生物質。結核・淋疾・肺炎球菌感染症・細菌性赤痢などの多くの細菌性疾患に有効。特に、結核症の治療に用いられる。副作用として難聴などがみられる。ストマイ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ストレプトマイシン
すとれぷとまいしん
streptomycin
抗生物質の一つで、抗結核剤。1944年にアメリカの微生物学者ワックスマンが、放線菌であるストレプトミセス・グリゼウスStreptomyces griseusの培養液から抽出した、結核菌に有効なアミノ糖系抗生物質である。硫酸ストレプトマイシンとして使用されている。本剤の発見により結核の死亡率が激減した。パス(PASパラアミノサリチル酸)、イソニアジドisoniazidとともに三大抗結核剤として長い間使用されたが、耐性菌の出現と、副作用として難聴が多くみられるようになったこと、またショックもおこることから、新しい抗結核剤へと治療法が移り、使用量は激減している。注射のみで適用され、内服では吸収されない。[幸保文治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ストレプトマイシン
〘名〙 (streptomycin) 放線菌の一種からみつかった抗生物質。細菌類、特に結核菌に対して著しい効果がある。第八脳神経に対する副作用があって、耳鳴り、難聴、めまいなどが起こることがある。一九四四年にアメリカのワックスマンが発見、創製。ストマイ。SM。マイシン。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ストレプトマイシン
ストレプトマイシン
streptomycin

C21H39N7O12(581.57).Streptomyces griseusが産生するアミノ配糖体抗生物質ペニシリンについで臨床応用された第2番目の抗生物質.硫酸塩は白色から淡黄白色の粉末.硫酸塩は分解点約230 ℃.-79.5°(水).28 ℃ で水に20 mg mL-1 以上,メタノールに0.85 mg mL-1 溶ける.ペニシリンが効かないグラム陰性菌と結核菌に強い阻止活性をもつため,よく使用された.現在の結核治療は多剤を使用するが,ストレプトマイシンは第一選択薬の一つとして筋肉注射で使われる.細菌のリボソームの30Sおよび50Sの両サブユニットに結合して,タンパク質合成を阻害する.LD50 600~1250 mg/kg(マウス,皮下注).[CAS 57-92-1][CAS 3810-74-0:1.5硫酸塩]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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