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スズメノテッポウ

世界大百科事典 第2版

スズメノテッポウ【Alopecurus aequalis Sobol.var.amurensis (Komar.) Ohwi】
水田や小川あぜなどの湿った草地に群生するイネ科の一~二年草(イラスト)。茎は細く,多数叢生(そうせい)し,高さ20~40cmである。葉は細い線形で,長さ7cm前後,幅5mmくらいで,先はゆるくとがり,軟らかいが斜めに立ち,茎とともに白っぽい緑色である。春から初夏にかけて茎のに,長さ5~8cmの細い円柱形の穂1本を直立し,長さ3mmの小型の小穂を密生する。は開花時橙色をしている。和名鉄砲で,細く単一な穂に由来し,異名の槍草(やりくさ)や雀の枕すずめのまくら)もその穂をそれぞれ槍や小さいに見立てている。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

スズメノテッポウ
すずめのてっぽう / 雀鉄砲
short awn foxtail
[学]Alopecurus aequalis Sobol.
イネ科(APG分類:イネ科)の一年草または越年草。稈(かん)は直立し、高さ20~40センチメートル、葉は長さ5~15センチメートル。3~6月、稈頂に小穂を密生した円柱形の円錐(えんすい)花序をつける。小穂は広卵形で左右から著しく扁平(へんぺい)で、小花が1個ある。包穎(ほうえい)は基部で癒着し、竜骨には長毛がある。護穎は包穎よりやや長く、先は鈍くとがり、主脈は直立し、長さ0.3ミリメートルの芒(のぎ)に終わる。内穎と鱗被(りんぴ)は退化する。湿地、畑に生える。北海道から沖縄、北半球の温帯に広く分布する。小穂がすこし小さく畑に生えるものをノハラスズメノテッポウ、小穂が大きく湿地や水田に生えるものをスズメノテッポウと、それぞれ変種に分けることもある。[許 建 昌]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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