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スクアレン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

スクアレン
squalene
化学式 C30H50 サメ肝油中に存在する。わずかに芳香のある液体炭化水素沸点 105℃ (0.17mmHg) ,凝固点-75℃。深海産のさめ肝油から減圧分別蒸留によって得られる。植物油や動物の肝臓などにも少量含まれている。生体内では酢酸からつくられることがわかっており,またステロイドや五環式トリテルペン (アミリン系など) の前駆物質となることが明らかにされている。

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デジタル大辞泉

スクアレン(squalene)
サメの肝油に多量に含まれる成分。化粧品医薬品に使われる。スクワレン。→スクアラン

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

スクアレン
 C30H50 (mw410.73).

 イソプレンを構成単位とする化合物で,コレステロール合成の代謝中間体

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

スクアレン【squalene】
多くのサメ,とくにフジクジラ,カラスザメカスミザメなどの深海性のサメの肝油の不ケン化物などに存在する不飽和炭化水素。1916年辻本満丸によって発見された。スクアレンは動物界から初めて取り出されたイソプレン系化合物で,その生合成経路の面からもきわめて興味あるものである。構造的には,図の構造式に示すような6個のイソプレン骨格が分子中央で対称に,かつ各3分子が頭‐尾結合をしたものである。 無色かつ無臭で,沸点270~275℃(15mmHg),凝固点-75℃,比重d415=0.8578~0.8591の油状物質。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

スクアレン【squalene】
サメ類の肝油に多く含まれる無色の油。吸収性がよく、化粧品・医薬品の基材とする。スクワラン。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

スクアレン
すくあれん
squalene
鎖状炭化水素C30H50で、1分子内に6個のイソプレン残基をもつ。1916年に辻本満丸(つじもとみつまる)によってサメの肝油から発見された。水素添加で飽和炭化水素スクアランC30H62になり、これは耐寒潤滑油に利用される。生体内では、2分子のファルネシル二リン酸C15H28O7P2(大型のテルペンの生合成やある種のタンパク質やヘムの側鎖の修飾反応に関与)の頭どうしが縮合で合成される。哺乳(ほにゅう)動物にも少量みいだされる。スクアレンは、モノオキシゲナーゼ等の働きでステロイドの四環式骨格を形成し、コレステロールの前駆体を形成する。モノオキシゲナーゼは、オキシゲナーゼの一種で、分子状酸素の酸素原子1個を基質に導入する反応を触媒する。[若木高善]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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化学辞典 第2版

スクアレン
スクアレン
squalene

二重結合を6個(2,6,10,14,18,22位),メチル基を6個(2,6,10,15,19,23位)もつC30H50(410.73)のイソオレフィン.サメの肝油中に多量含まれ,その不けん化物から精製される.わずかに快香をもつ液体.沸点252~254 ℃(666 Pa),262~264 ℃(1333 Pa).凝固点-75 ℃.0.8559.1.4965.水素化してスクアランが製造される.[CAS 111-02-4]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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