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シュプレマティズム

デジタル大辞泉

シュプレマティズム(〈フランス〉suprématisme)

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世界大百科事典 第2版

シュプレマティズム【Suprematizm】
ロシアの画家マレービチが1915年に描き始めた幾何学的な抽象絵画の名称。ロシア語で正しくは〈スプレマティズム〉。〈絶対主義〉〈至高主義〉と訳されるが,彼自身によれば〈シュプリーム〉とは自然形態を制覇し,それを描写対象とせず,幾何学的な色彩平面形態だけを描くことである。そこではただ色彩と表面の様子のみが重要であって,この抽象化への決断は,彼の言う〈形態のゼロ〉から出発することで可能となった。革命後シュプレマティズムの絵画も新しい社会の建設に積極的に参加することが求められた。

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大辞林 第三版

シュプレマティズム【suprematism】
二〇世紀初頭のロシアの前衛芸術運動。抽象絵画をさらに超えて絶対的非対象性をめざす。後に構成主義へと発展。マレービッチが代表者。絶対主義。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

シュプレマティズム
しゅぷれまてぃずむ
suprematism
ラテン語のsupremus「至高」を起源とする絵画理論。至高主義または絶対主義と訳されている。第一次世界大戦の初期にロシアの画家マレービチによって提唱されたもので、対象の極端な簡略化を求め、純粋感性を絶対とする絵画理論である。マレービチは『セザンヌからシュプレマティズムへ』というパンフレットを書くほか、1914年には『ダイナミックなシュプレマティズム』という作品を発表している。ソ連では抽象芸術の一種として規定していたが、長らく公式的には認められず、そのため百科事典の項目としても1920年代に登場したのち、スターリン死後の雪解けが訪れるまで採用されていない。このことは提唱者マレービチの評価とも密接につながり、現在もなおマレービチは全面的には容認されていないが、ロシアのシュプレマティズムの運動がその後の西ヨーロッパ美術に及ぼした影響はけっして小さなものではない。[木村 浩]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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