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シナモン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

シナモン
cinnamon
桂皮ともいう。肉桂の皮で,香辛料の一種。桂皮は中国南部,インドシナ半島,スリランカ,インドが大供給地。そのなかで品質のすぐれているスリランカ,インド産のものをシナモンと称し,中国南部,インドシナ産をキャッシャーと称して区別する。クスノキ科に属する常緑樹で,その樹皮を5~8月にとり乾燥し原料にする。1%前後の精油を含み,シンナミックアルデヒドが大半を占め,ほかにオイゲノール,ベンズアルデヒドがある。 74~86メッシュの香辛料粉末として菓子,果実の缶詰,漬物に用いられる。 (→ニッケイ )  

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デジタル大辞泉

シナモン(cinnamon)
クスノキ科の常緑高木。樹皮や精油に甘い芳香があり、香辛料として利用される。セイロン島の原産。セイロン肉桂
香辛料の一。1の幹や根の表皮を乾かしたもの。独特の甘味と辛味とがある。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

シナモン
 (1) ケイ(桂)皮,ニッケイ(肉桂)ともいう.スパイスの一種.クスノキ目クスノキ科クスノキ属の木[Cinnamomum zeylanicum]の樹皮から発酵乾燥させたもの.(2) (1) を粉末にしたもの.

出典:朝倉書店
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食の医学館

シナモン
シナモンはクスノキ科の常緑樹で、スパイスとして用いるのは乾燥させた樹皮。アジア、中近東、地中海沿岸などの広い地域で、古代から愛好され、日本でも肉桂(にっけい)、桂皮(けいひ)、ニッキと呼ばれ、医薬原料、製菓材料としておなじみです。
 シナモンのもつおもな作用には、抗菌、鎮痛、血行や発汗の促進、解熱、駆風(くふう)(腸管内にたまったガスの排除)、けいれん止めなどがあります。これらの働きにより、具体的症状としては、かぜ、頭痛、鼻炎、腹痛、腹部膨満などに有効です。
○外用としての使い方
 煎(せん)じだした液を外用薬にすれば、しもやけやひびにもききます。
 ただし、子宮に対する強い刺激性があるため、妊娠中の女性は多量の摂取を避けたほうがいいでしょう。
○食品としての使い方
 シナモンは洋の東西を問わず、料理やお菓子に幅広く使われているスパイスです。とくにリンゴとの相性がよく、アップルパイには必需品。
 また、カプチーノや紅茶などの飲みものにも、好んで用いられます。

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デジタル大辞泉プラス

シナモン
サンリオのキャラクターシリーズ「シナモロール」のメインキャラクター。シュクルタウンに住む耳の大きい白い犬の男の子。尻尾がシナモンロールのように巻いている。

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世界大百科事典 第2版

シナモン【cinnamon】
スパイスのシナモンを採るために栽植されるクスノキ科の熱帯性常緑樹(イラスト)。セイロンニッケイともいう。高さ10mになり,葉は長さ15~20cmの卵形で光沢があり,3本の太い葉脈が特徴的である。枝の先端部の葉腋(ようえき)から出る花序に黄白色の小さい花が多数咲き,直径1cmの小さい先のとがった黒い果実がなる。株から新生した若い枝を切り,その樹皮をはいで乾燥したものが植物名と同名で呼ばれるシナモンである。

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大辞林 第三版

シナモン【cinnamon】
セイロン-ニッケイの樹皮を乾燥して得る香味料。甘い香りと刺激的な味をもつ。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

シナモン
しなもん
cinnamon
[学]Cinnamomum zeylanicum Breyn.
クスノキ科の常緑高木。セイロンニッケイともいう。樹皮から香味料のシナモンをとる。高さ10メートルに達し、幼い枝の断面はほとんど四角形をしている。葉は長さ15~30センチメートルの卵形で、表面は光沢のある濃緑色、3本の太い葉脈が目だつ。枝先に黄白色の小さい花を開く。果実は黒色で先がとがり、径約1センチメートル。香味料のシナモンを採取するには、成木を切り倒したあとに株から発生する生育が盛んで樹液の多い若い枝を用いる。セイロン島(スリランカ)では年2回、5~8月および10~12月に採取する。まず、若い枝を切り、樹皮を細長い形にはぎ取り、束にして一昼夜放置し発酵させる。そののち、樹皮の表層のコルク質を削り取り、これを陰干しすると、乾燥するにつれ丸まって細管状になる。最後に3、4日日干しをするとシナモンができあがる。さらに、すこし酸味のある外側を取り除くと繊細で上品な香りと、さわやかな甘味が一段と強調される。
 幹や枝の皮、葉などを水蒸気蒸留して得られる精油は桂皮(けいひ)油とよばれ、桂皮アルデヒド、オイゲノールなどを含み、薬用として健胃剤、香料などに用いる。
 シナモンは古代ローマ時代から使用された。当時はインドから輸入された貴重品で、甘美な香りは愛をかき立て、愛情を示すものといわれ、王侯貴族の最高の贈り物であった。皇帝ネロが皇后の死を悼み、ローマの1年分のシナモンを全部燃やして弔ったと伝えられている。広く普及したのは中世からで、13~14世紀からはセイロン島がシナモンの主産地として注目され、以降ポルトガル、オランダ、イギリスなどの間で、セイロン島のシナモンをめぐる争奪戦が繰り広げられた。今日の主産地はセイシェル諸島で、セイロン島、インドネシア、スマトラ島、インドでも栽培される。[星川清親・齋藤 浩]

食品

細管状のシナモンを適当な長さに切ったものはシナモンスティックまたはキルとよばれ、紅茶、カクテル、ジュース、チョコレート飲料を飲むときのスプーンのかわりに使われる。また、果物を煮るときやピクルスを漬けるときに用いられる。粉末にしたシナモンは、ケーキ、ドーナツ、アップルパイ、ジャム、焼きリンゴなどに広く利用される。
 なお、料理用スパイスとしてシナモンあるいは肉桂(にっけい)とよばれて市販されているものに、近縁種のカシア(トンキンニッケイ)からつくられたものがある。これは厚さ3~5ミリメートルの粗剛な樹皮で、主成分の桂皮アルデヒドをシナモンの倍くらい含有し、香りもやや劣り、味に辛味がある。そのため、シナモンのほうが上品で、シナモンは貴族のためのもので、カシアは一般大衆のためのものであるといわれたこともある。[星川清親・齋藤 浩]

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