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サロン・ドートンヌ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

サロン・ドートンヌ
Salon d'Automne
毎年秋にパリで開催される新進美術家の展覧会で,「秋季展」の意味。春に開催されたサロン・ド・ラ・ソシエテ・ナシオナル・デ・ボーザールの保守性に反発して,1903年に F.ジュールダンをリーダーとし,マチス,マルケ,ルオー,ビュイヤールらが創設,同年 10月第1回展を開催。ルノアールやルドンらの大家もときに参加し,ユイスマンらの文筆家も支援した。2,3年遅れて,ドラン,ブラマンク,ブラックらが参加し,フォービスムの画家たちの活躍舞台となった。また 1910年代にはフランスのキュビストたちも出品。併催されたゴーガン回顧展やセザンヌ回顧展は,若い世代の画家たちに大きな影響を与えた。近年ではかつての前衛的性格は薄れているが,絵画,彫刻,装飾美術,舞台美術など多くの部門をもつ。

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世界大百科事典 第2版

さろんどーとんぬ【サロン・ドートンヌ】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

サロン・ドートンヌ
さろんどーとんぬ
Le Salon d'Automne
フランスのパリで毎年秋に開催される美術公募展。1903年、建築家フランツ・ジュールダンを会長として創設された。「サロン・ナショナル」の保守性、「アンデパンダン展」の自由な無性格に反発し、創立当時の前衛的傾向を代表した。創立メンバーはマチス、マルケ、ルオー、ビュイヤールたちで、のちにドラン、ブラマンクらも参加。05年の同展の、いわゆる「野獣の檻(おり)」の展示でフォービスムが誕生し、やがて10年代にはキュビスムの拠点となっている。同展はまた、革命的な役割を果たした画家たちの大回顧展のためにスペースを割き、セザンヌ、ルドン、ロートレックたちの大展覧会によってこれらの巨匠の真価を一般に知らせるという役割をももった。とくに07年のセザンヌ回顧展は名高い。[中山公男]

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