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サトウダイコン【さとうだいこん】

世界大百科事典 第2版

さとうだいこん【サトウダイコン】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

サトウダイコン
さとうだいこん / 砂糖大根
sugar beet
[学]Beta vulgaris L. var. rapa Dumort.
アカザ科の越年草。テンサイ甜菜)ともいう。ヨーロッパ原産で、サトウキビが育たない温帯・冷涼地の糖料作物として重要である。葉は根際から出て叢生(そうせい)し、長さ70センチメートルに達する。夏、1メートルほどの茎を伸ばし、黄緑色の小花を円錐(えんすい)花序につける。根は紡錘形で、直径10~15センチメートル、長さ30センチメートルになる。根の内部は白ないし白黄色で、9~12層の同心円の輪層がある。
 サトウダイコンの原作物は、飼料用作物として栽培されていたビートbeetで、その肥大した大根状の根に糖分の含まれた甘いもののあることが注目され、この根から砂糖をとることがドイツで1747年に初めて成功し、1803年に最初の甜菜糖工場がドイツにできた。2004年の世界総生産量は約2.5億トン、主産国はロシア、ウクライナ、アメリカ、フランス、ポーランド、ドイツ、イタリアなどで、ヨーロッパだけで全世界の生産量の約65%を占める。日本への渡来は明治になってからで、主として北海道で栽培されてきた。第二次世界大戦後は北海道以外でも栽培されるようになり、暖地ビートと称して九州でも栽培されるようになったが、1965年(昭和40)ころに安価なカンショ糖(サトウキビからとる)の輸入が増えたため、栽培は消滅した。生産高(2004)は約466万トンである。
 北海道では春に種子を播(ま)き、10月中・下旬から冬までの間に、15~20%の糖分が蓄えられたころ収穫する。収穫したサトウダイコンは、葉付き部分を切り捨て、根を洗い、細片にして温水抽出法によって糖汁をとる。これを濃縮、精製、冷却結晶化させて甜菜糖をつくる。普通は食卓用のグラニュー糖とすることが多い。[星川清親]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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栄養・生化学辞典

サトウダイコン
 →ビート

出典:朝倉書店
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