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ゴリラ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ゴリラ
Gorilla gorilla; gorilla
霊長目オランウータン科。熱帯アフリカに分布し,マウンテンゴリラG. g. beringeiとニシローランドゴリラG. g. gorilla,ヒガシローランドゴリラ G. g. graueriの3亜種から成る。類人猿のなかで最大で,頭胴長約 1.7m,体重 140~180kg,はそれより小さい。全身黒褐色の毛でおおわれるが,雄は成獣になると背中の毛が白くなるため,これをシルバーバックと呼ぶ。眉上隆起が著しく発達し,犬歯が長くて強大。植物の葉や,果物のほかシロアリなどの昆虫も食べる。性質は温和である。通常,1頭のシルバーバックと複数の雌,子供から成るグループで生活することが知られている。なお,世界の動物園で飼育されているのはほとんどニシローランドゴリラである。

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朝日新聞掲載「キーワード」

ゴリラ
中央アフリカの森林に生息し、マウンテン、ニシローランド、ヒガシローランド、クロスリバーの4種に分けられる。生息数は4種計で約21万頭といわれる。日本での飼育は54年に始まり、すべてニシローランド。
(2009-04-20 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ゴリラ(gorilla)
霊長目ヒト科ゴリラ属に分類される哺乳類総称。アフリカ中央部に分布。最も大形の類人猿で、体長120~180センチ、体重200キロになる。生息数は10万~20万頭。ニシゴリラヒガシゴリラの2種に分類される。大猩々(おおしょうじょう)。
[補説]ニシゴリラはニシローランドゴリラクロスリバーゴリラの2亜種、ヒガシゴリラはマウンテンゴリラヒガシローランドゴリラの2亜種に分類される。

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デジタル大辞泉プラス

ゴリラ
ホンダ(本田技研工業)が1978年から製造・販売したオートバイ。総排気量49cc(原動機付自転車)。エンジン形式は空冷4ストローク単気筒。小型レジャーバイク。モンキーの派生車種として登場。

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ゴリラ

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世界大百科事典 第2版

ゴリラ【gorilla】
霊長目ショウジョウ科の類人猿。オオショウジョウとも呼ばれる。アフリカの大型類人猿3種のうちの一つで,現生の霊長類の中では最大である。2亜種があり,一方はニジェール川ザイール川にはさまれた熱帯降雨林に生息するローランドゴリラ(テイチゴリラ)G.g.gorilla(イラスト),もう一方はキブ湖の東西の高地に生息するマウンテンゴリラ(ヤマゴリラ)G.g.beringei(イラスト)であるが,後者キブ湖西部に分布するものをもう一つの亜種として区別すべきだという意見もある。

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大辞林 第三版

ゴリラ【gorilla】
ショウジョウ科の哺乳類。類人猿中最大。身長約2メートル、体重は300キログラム 近くまで達する。全身黒褐色。成長した雄は背中の毛が白くなり、シルバーバックと呼ばれる。鼻は横に広く、雄の頭頂部は大きく突き出す。西アフリカ中部の森林に小群ですみ、タケノコ・バナナなど植物質のものを食べる。三亜種に大別される。大猩猩おおしようじよう

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ゴリラ
ごりら
gorilla
[学]Gorilla gorilla
哺乳(ほにゅう)綱霊長目ショウジョウ科の動物。オオショウジョウ(大猩々)ともよばれる。チンパンジーと同じチンパンジー属Panに含める立場もある。2種のチンパンジーとともにアフリカ大形類人猿African great apesを構成する。2亜種があり、テイチゴリラ(lowland gorilla)G. g. gorillaは、カメルーン、コンゴ、ガボン、赤道ギニアなどの低地多雨林に分布するのに対し、マウンテンゴリラ(mountain gorilla)G. g. beringeiは、コンゴ民主共和国(旧ザイール)東部、ウガンダ南西部、ルワンダ北部の山地林に生息する。[伊谷純一郎]

形態

現生霊長目中の最大種で、雄は体重200キログラム以上に達し、とくにマウンテンゴリラは大きい。性差が著しく、雌の体重は雄の約2分の1である。雄の身長は2メートルを超す。大人の雄の背から腹にかけては銀白色になり、シルバーバックとよばれる。また、頭頂の矢状稜(しじょうりょう)とよばれる骨の突起に沿って高い隆起が発達する。それらの特徴もマウンテンゴリラのほうに著しい。体色は、マウンテンゴリラは漆黒、テイチゴリラは暗褐色である。耳殻は小さい。鼻は低く、鼻翼が発達し、鼻孔は大きい。歯の数は32本でヒトと同じであるが、雄の犬歯は強大で、歯隙(しげき)が目だつ。頭蓋(とうがい)内容量は雄が500cc以上、雌は約450ccであり、小形類人猿であるテナガザルの100ccに比し格段の開きがある。ゴリラの雄の脳と体重の比は1対420、ヒトのそれは1対47である。[伊谷純一郎]

生態

雌は8歳で性的成熟に達するが、雄では9歳で、このころから背中の毛が白くなり始め、完全なシルバーバックになるのは11~13歳といわれている。初産年齢は10歳、妊娠期間は255日で、1産1子、出産間隔は約4年である。樹上、地上両様の生活様式をもつが、より地上性に傾いている。地上依存の傾向は、体重との関係もあって年齢とともに顕著になり、とくに大人の雄はめったに樹上にベッドをつくることはない。偏食の傾向が強く、野生のセロリなど草本の葉や茎、タケノコ、木生シダの葉柄など繊維の多い食物を主食とする。昆虫や動物を食べたという記録はない。マウンテンゴリラは海抜2000~4000メートルの湿潤な山地林または亜高山帯の草本に、テイチゴリラは低地多雨林の林縁や二次林の水分を多く含んだ草本類に依存して生活している。
 集団は2頭から40頭余までの記録があるが、平均は11頭で、単雄複雌の構成を基本とする。集団は20~40平方キロメートルの遊動域をもち、近隣の集団の遊動域とは大幅な重複をみせるが、集団間の社会関係はきわめて厳しい。このような集団のほかに単独行動をする雄がいる。集団は凝集性が高く、チンパンジーのような離合集散性は認められない。単独行動をする雄は、集団内の初産の新生子を抱いている若い雌に目をつけ、その新生子を殺す。雌は加害者である雄を追って生まれ育った出自集団を離れ、最初の2頭からなる単位集団が誕生する。この現象を観察したフォッシーDian Fosseyは、雄による雌の誘拐(キッドナッピング)とよんだ。雄はさらに誘拐を重ね、集団内の繁殖をも加えて集団のサイズを大きくしてゆく。このようにして雄の晩年には集団サイズは20頭以上にも達する。このような集団には、2~4頭のシルバーバックが認められることがあるが、そのなかの1頭が家父長的な雄で、あとはその息子である。しかし、その家父長的な雄の死とともに、雌たちは近隣の集団に吸収され、あるいは単独行動をする雄に奪われて、集団は崩壊する。このようにゴリラの社会は、雄1代限りで継承されることのない集団と、単独行動をする雄からなっている。アフリカの類人猿3種の社会は、いずれも雌が集団間を移籍するという点は、母系的なオナガザル類の社会とは対照的な構造だといわなければならない。
 ゴリラは通常はもの静かな動物であるが、緊張すると両手で胸をたたき(ドラミング)、遠距離まで届く音をたてる。また雄の外敵への威嚇の声は爆発的な激しさをもつ。シャラーGeorge Schallerは22種の音声を記録している。両亜種とも絶滅が心配され、厳重に保護されている。ルワンダのカリソケKarisokeでは長期観察が続けられている。[伊谷純一郎]
『ジョージ・シャラー著、福屋正修訳『マウンテンゴリラ』上下(1979・思索社) ▽今西錦司著『ゴリラ――人間以前の社会を追って』(1960・文芸春秋新社) ▽河合雅雄著『ゴリラ探検記』(1961・光文社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ゴリラ
〘名〙 (gorilla) ショウジョウ科の類人猿。うしろあしで直立すると身長一八〇センチメートルにもなり類人猿のうち最も大きい。体重約二〇〇キログラム。腕は長く足は短い。顔は裸出して黒く、鼻はあぐらをかき、眉毛はないが眉が高く隆起する。毛はあらく黒色ないし黒褐色で、年とった雄の背は銀白色になり、シルバーバックと呼ばれる。一頭の雄と複数の母子を中核とする小群をつくり、アフリカの中央部の森林に分布。食物はすべて植物質で野生セロリや竹の子を求めて歩く。夜は低い樹上や地上に巣をつくって寝る。性質は温和だが興奮すると歯をむきだし胸をたたく。ローランドゴリラ(テイチゴリラ)とマウンテンゴリラ(ヤマゴリラ)の二亜種がいるが、いずれも生息数が激減している。おおしょうじょう。
※万国新聞紙‐九集・慶応三年(1867)一二月下旬「又二疋の駱駝と一疋の『ゴリラ』と云 日本の猿の形にて大ひなるものなり」

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