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コンドロイチン硫酸【コンドロイチンりゅうさん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

コンドロイチン硫酸
コンドロイチンりゅうさん
chondroitin sulfuric acid
グルクロン酸,硫酸を含む酸性ムコ多糖類の一つ。骨,軟骨結合組織などに含まれる。組織では蛋白質と結合し,遊離の形では存在しない。コラーゲンとともに細胞間マトリックスの主成分になっている。

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デジタル大辞泉

コンドロイチン‐りゅうさん〔‐リウサン〕【コンドロイチン硫酸】
chondroitin》軟骨をはじめ動物の結合組織に広く分布する、硫酸ムコ多糖類たんぱく質と結合して細胞間質を構成し、イオン透過などに関与。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

コンドロイチン硫酸
 デルマタン硫酸ともいう.軟骨,結合組織,粘液などに含まれる糖タンパク質の配合体.A,B,C,D,Eなどの種類がある.ナトリウム塩を食品添加物として用いる.

出典:朝倉書店
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食の医学館

こんどろいちんりゅうさん【コンドロイチン硫酸】
軟骨(なんこつ)や椎間板(ついかんばん)、関節の滑液(かつえき)に多く含まれるムコ多糖類(たとうるい)という物質の一種で、水溶性の食物繊維の仲間でもあります。細胞の健康を保つうえで、数多くの重要な働きをはたしており、その効用は、早くも20世紀の前半から注目されていました。
 コンドロイチン硫酸(りゅうさん)は、コラーゲンとともに体内の結合組織を形づくっており、組織に保水力や弾力性を与える、栄養分の消化吸収や代謝(たいしゃ)をうながすなどの作用があります。それによって肌の健康維持や若返りに効果を発揮。目の角膜(かくまく)や水晶体の透明度の維持、関節の円滑な動き、じん帯の弾力維持にも役立ちます。
 そのほか、カルシウムの代謝にかかわって骨の成長をうながし、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を予防する、血中のコレステロールや過酸化脂質の除去に働いて、動脈硬化(どうみゃくこうか)や高血圧を予防する、細胞の増殖を促進し、精子の数をふやすといった効果もあります。
 こうしたコンドロイチン硫酸の働きは、医薬品としてもすでに広く利用されており、日本では腎炎(じんえん)、ネフローゼ症候群、リウマチ、神経痛、腰痛(ようつう)、肩こり、目の疾患、脱毛症(だつもうしょう)、夜尿症(やにょうしょう)などの薬に用いられています。
 コンドロイチン硫酸は成長期の若い人であれば、体内でも生成されるのですが、年をとるとともに生成能力が落ちていきます。
 そのため、シワや肌のかさつきが現れるわけです。
 コンドロイチン硫酸を多く含む食品は、納豆、ヤマノイモ、オクラ、海藻、スッポン、サメの軟骨、スジ肉などがあります。体内での利用効率は動物性のものに分がありますが、いずれにしても含有量は多くありません。ネバネバ、トロトロした食品に多く含まれるので、これらを常食するといいでしょう。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

コンドロイチンりゅうさん【コンドロイチン硫酸 chondroitin sulfate】
酸性多糖の一種。ウロン酸とN‐アセチルガラクトサミンが結合した2糖の繰り返しを基本構造としたムコ多糖で,分子量約2万。ウロン酸の種類,硫酸基の結合位置によって,主として三つの種類のコンドロイチン硫酸が知られている。すなわち,コンドロイチン硫酸A,コンドロイチン硫酸B(デルマタン硫酸ともいう),コンドロイチン硫酸Cである。コンドロイチン硫酸Aは骨,角膜,Bは皮膚に特に多く存在する。また軟骨はAとCを持つ。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

コンドロイチンりゅうさん【コンドロイチン硫酸】
軟骨・血管壁・腱など結合組織に広く一般的に含まれている硫酸化ムコ多糖類。生体内ではタンパク質と結合し、コラーゲンとともに、細胞間質の主成分をなす。引っ張り強さや弾力の原因となる物質。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

コンドロイチン硫酸
こんどろいちんりゅうさん
N-アセチルガラクトサミン(糖タンパク質やムコ多糖を構成する糖の一つ)、ウロン酸(グルクロン酸またはイズロン酸)、硫酸からなる多糖類の一種で、軟骨の主成分として知られる。また、皮膚、臍帯(さいたい)、肉芽など各種の結合組織にも含まれる。ブタの鼻の軟骨の乾燥重量で、その約4割はこれである。ウロン酸の種類と硫酸基の結合位置によってA、B、C、D、Eなどの型に分けられる。1980年代から90年代にかけて、A、B、Cはそれぞれコンドロイチン-4硫酸、デルマタン硫酸(ムコ多糖症に関与する)、コンドロイチン-6硫酸とよばれるようになってきた。コンドロイチン硫酸の構造は、繰り返し単位が100個程度結合したものであると考えられてきたが、繰り返し単位とは異なる構造もいくつか組み込まれていることがわかってきた。組織中ではプロテオグリカン(ムコ多糖タンパク質)とよばれるタンパク質と結合した形で存在し、1本のタンパク質の鎖に数十本のコンドロイチン硫酸の鎖が結合している。プロテオグリカンはさらにヒアルロン酸、コラーゲンと巨大な分子集合体を形成し、高等動物の細胞間質(基質)を構成している。[村松 喬]
『ジェーソン・セオドサキスほか著、橋本三四郎訳『続・こうすればひざ痛は治せる!』(1999・同朋社、角川書店発売) ▽高橋周七著『肌と関節が若くなるコラーゲン料理健康法』(1999・同文書院) ▽健康生活プロジェクト編『健康主義者の正しい食べ方――体に効く、体を変える食品の力』(2003・はまの出版)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

コンドロイチン‐りゅうさん ‥リウサン【コンドロイチン硫酸】
〘名〙 (chondroitin sulfate の訳語) ムコ多糖の代表的な一種。骨、軟骨、角膜、血管壁など結合組織に分布する。生体内でたんぱく質と結合して、結合組織の抗張力、弾力のもとになる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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