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ゲリラ

デジタル大辞泉

ゲリラ(〈スペイン〉guerrilla)
小部隊による奇襲などで敵を混乱させる戦法。また、その部隊や戦闘員。「ゲリラ戦」
[補説]作品名別項。→ゲリラ

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ゲリラ【〈ドイツ〉Guerillas】[戯曲]
ドイツの劇作家ホーホフートによる戯曲。1970年の作品。5幕の悲劇

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世界大百科事典 第2版

ゲリラ【guerilla】
独立した武装集団によって行われる不正規戦をいうが,現在ではそれに参加する者,あるいはその団体を指すことが多い。ナポレオンが1808年イベリア半島に出兵した時,スペインの農民たちは各地で抵抗し,彼らを5年にわたって半島に釘付けにした。この半島戦争はナポレオンのヨーロッパ征服を初めて中断させ,ひいてはナポレオン退位(1814)につながる予想外の政治的収穫をあげたことから,スペイン語で土匪(どひ)式の小戦闘を意味する〈ゲリリャguerilla〉という言葉が広く普及し,そうした待伏せ攻撃などの遊撃戦闘行為を行う者のこともゲリラと呼ぶようになった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ゲリラ【guerrilla】
スペイン語で、小戦争の意
敵の後方や敵中を奇襲して混乱させる小部隊。遊撃隊。 -戦術

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ゲリラ
げりら
guerrilla
一般に不正規兵による遊撃的な戦闘や戦闘部隊をさす。もともとは「小さな戦争」を意味するスペイン語。正規軍の活動と連動しながら、独立した小部隊で敵の側面や後方に急襲・偵察を行うことは、すでに18世紀には「小戦」とよばれて、西欧諸国の軍隊で採用されていたが、19世紀初めにナポレオンの支配に反対して、スペイン人の小部隊が多数、反仏抵抗運動を展開したため、ゲリラが「小戦」の通称となった。ナポレオンはロシア戦役でもゲリラ(パルチザン)に悩まされている。ドイツの兵学者クラウゼウィッツはこうしたゲリラの闘争を、『戦争論』のなかで、侵略者に対する国民的な抵抗戦争の重要な要素として位置づけている。
 19世紀にはさらに、東欧の少数民族の反乱活動や、普仏戦争期の占領地でのフランス人の抵抗運動でも、ゲリラ型の武力闘争が採用されているが、列強の植民地支配の拡大とともに、各植民地での反乱や抵抗にも、ゲリラが数多く登場するようになった。20世紀に入ると、ロシア革命直後の同国での内戦や対干渉戦争でパルチザン活動が多用された。やがて中国革命の過程で、中国共産党は自覚的に不正規の遊撃戦を大々的に展開し、軍閥、国民党軍、日本軍と戦った。この経験は毛沢東(もうたくとう)の手で、持久型の「遊撃戦論」としてまとめあげられている。それによると、ゲリラ戦争は力の弱い被抑圧人民が侵略者との闘争でまず採用する、人民に依拠した遊撃戦であり、そのおもな目的は、敵を疲弊させ、味方の力をしだいに強固なものにする持久にある。ゲリラはやがて正規の人民軍へと成長し、この正規軍によって侵略軍との最終的な決着が行われる。毛沢東の「遊撃戦論」は、第二次世界大戦後の多くの民族解放運動に強い影響を与え、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの諸地域でゲリラ戦争が行われた。ベトナムのボー・グエン・ザップやキューバのエルネスト・チェ・ゲバラのような新しい理論家もそのなかで登場している。
 ゲリラ戦争の主要舞台は、虐げられた農民がおり、ゲリラの行動の自由も大きい農村であったが、1960年代には、都市においてもサボタージュ、テロルなどの可能性が試みられ、都市ゲリラという新しい形態が登場している。
 こうしたゲリラに対して、正規軍や公安部隊は、下部組織への浸透、根拠地急襲、戦略村の設定などの対抗戦術をつくり、また対ゲリラ用の特別部隊を編成していることも多い。現在では民族解放闘争とゲリラ戦争が密接に結び付けられているため、正規軍による不正規の遊撃戦は、一般にコマンド作戦とよばれるようになっている。また、ゲリラ鎮圧のための正規軍のゲリラ型作戦は、対ゲリラ戦という名称でよばれる。[山崎 馨]

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精選版 日本国語大辞典

ゲリラ
〘名〙 (guerrilla)
① ゲリラ戦を行なう部隊、あるいは戦闘員。〔新聞語辞典(1933)〕
※レイテの雨(1948)〈大岡昇平〉「偶々行はれた討伐で、夜営中ゲリラの奇襲を受けた時」
② 「ゲリラせん(━戦)」の略。
※魔の河(1957)〈火野葦平〉四「奴等、ゲリラが得意で、すぐ火をつけますから」

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

ゲリラ
guerilla
正規の組織や装備をもたず,単独あるいは少人数で奇襲作戦を行う者あるいは団体。また,敵のすきをうかがって奇襲攻撃をかけ,敵の戦力や士気の低下をねらう戦法をさすこともある。遊撃隊(遊撃戦法)ともいう
ゲリラとはスペイン語で,「小戦闘」を意味し,19世紀初頭,ナポレオン1世の侵略にスペイン人はこの方式を用いて抵抗し,フランス軍を撃退させたことに始まる。民族独立戦争や植民地解放の武力抗争によく用いられ,毛沢東はこの戦術を発展させ,中国解放に成功した。フランス語のパルチザン(partisan)は同意語。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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