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グラスゴー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

グラスゴー
Glasgow, Ellen (Anderson Gholson)
[生]1874.4.22. バージニアリッチモンド
[没]1945.11.21. バージニア,リッチモンド
アメリカの女流作家。古い名門の出身で,18歳から小説を書きはじめた。病弱のためもあって正規の教育はほとんど受けず,父親の膨大な蔵書に親しみ,生涯独身で故郷バージニアにとどまり,その作品の世界も周囲の生活に限られていたが,ほかの南部の地方主義的な作家とは異なり,「失われた」南部の栄光を美化する感傷的な南部観にとらわれず,ユーモアと皮肉を交えながら南部の欠陥を鋭く批判した。作家としての成熟期は第1次世界大戦後で,きびしい筆致で南部の農村に生きる孤独な女の一生を描いた『不毛の地』 Barren Ground (1925) をはじめ,リアリスティックな作品を次々に発表。不屈の南部女性を主人公にした『不屈の人』 Vein of Iron (35) ,第2次世界大戦前夜の退廃的な南部上流社会を描く『このわれらの生に』 In This Our Life (41,ピュリッツァー賞) などがある。死後,自伝『内なる女性』 The Woman Within (54) が出版された。

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グラスゴー
Glasgow
イギリススコットランド中西部の都市。単一自治体(カウンシルエリア council area)。1975年の自治体再編でストラスクライド県の県都および一地区となり,1996年に単一自治体となった。全域が旧ラナークシャー県に属する。スコットランド最大の都市で,その経済中心地。大西洋に注ぐクライド川の下流部に臨む港湾都市で,市中心部を東南東から西北西へ貫流する同川の沿岸には埠頭や造船所,船舶関係の機械工場などが連なる。考古学的史料により先史時代からここに集落が形成されていたと考えられるが,今日のグラスゴーは,550年頃イギリスの初期キリスト教の聖人マンゴーがこの地に宗教集落と礼拝堂を建設したことに始まる。クライド川最下流の渡河点で,自然の交通路が集まる要地を占めていたため,早くから商業中心地となり,1603年にスコットランド王ジェームズ6世(→ジェームズ1世)がイングランド王位を継承すると,しだいに重要性を増していった。港からは石炭,毛織物,ニシンなどを積み出していたが,18世紀初めアメリカ大陸との交易が始まると,その拠点として急発展し,特にたばこの取り引きで繁栄。それに伴ってクライド川の浚渫(しゅんせつ)が進み,大型船が市の中心部まで遡航できるようになった。1775年アメリカ独立戦争によりたばこ交易が中止されると,市の経済は大きな打撃を受けたが,産業革命の進展とともに,石炭採掘や,鋳鉄,化学などの工業が盛んとなり,19世紀に入ると造船業が発達,人口も急増してスコットランド最大の都市となった。第1次世界大戦後は造船業と重工業は衰退,現在は多様化し,繊維,食品,飲料,たばこ,化学,機械,印刷などの工業が行なわれる。学術,文化の中心地でもあり,1451年創立のグラスゴー大学をはじめとする多数の高等教育機関や,図書館,博物館,美術館などが集まる。見本市会場スコティッシュ・エキシビション・カンファレンスセンター(1985)も所在。グラスゴー大聖堂などの古い建築物もいくつかあるが,市街は 19世紀の工業発展に伴って再開発されたため,18世紀以前の建築物は少ない。増加を続ける市の人口を一部吸収するため,第2次世界大戦後,近郊にイーストキルブライドカンバーノールドの二つのニュータウンが建設された。単一自治体面積 177km2。単一自治体人口 58万690(2006推計),都市圏人口 117万1390(2004推計)。

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デジタル大辞泉

グラスゴー(Glasgow)
英国スコットランド西岸の工業都市。クライド川の河港として発達。造船・鉄鋼業が盛ん。1451年創立のグラスゴー大学がある。人口、行政区58万(2008)。

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世界大百科事典 第2版

グラスゴー【Glasgow】
イギリス,スコットランド中部西岸にあるストラスクライド州の工業都市で州都。地名は〈緑の峡谷〉を意味するケルト語gleschuが語源である。人口67万5000(1995)でスコットランド最大,イギリス全体でも4位にある。クライド河口部に位置し,貿易港であると同時に,炭田,水運などの立地条件を背景に工業が発達,クライド川流域Clydeside工業地域の中核を形成している。伝統ある繊維,タバコ,ウィスキー醸造のほか鉄鋼,化学,電子などの工業が発達し,クライド川沿いには多くの造船所が立地する。

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グラスゴー【Ellen Glasgow】
1874‐1945
アメリカの作家。バージニア州リッチモンドの上流社会の娘に生まれたが,感傷主義を排しリアリスティックな目で,南北戦争前から現代に至る南部の社会的変遷,風俗を描き,地方主義作家の代表的な一人に数えられる。代表作《不毛の地》(1925)は不毛の地に打ち勝つたくましい女性を描く。南部の伝統を風刺した《このわれらの生に》(1941)でピュリッツァー賞を受ける。死後すぐれた自伝《内なる女》(1954)が出版された。

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大辞林 第三版

グラスゴー【Glasgow】
イギリス、スコットランドの河港都市。クライド川河口から22キロメートル 上流に位置し、かつては鉄鋼・造船業などで繁栄。スコットランドの経済・文化の中心地。

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精選版 日本国語大辞典

グラスゴー
(Glasgow) イギリス、スコットランド中西部の都市。クライド川河口部にある。一八世紀以来、イギリス植民地との貿易により世界的な貿易港として発展。鉄鋼・造船を主とする重工業が盛ん。

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