Rakuten infoseek

辞書

クーザン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

クーザン
Cousin, Jean
[生]1490. サンス
[没]1560/1561. パリ
フランスの画家彫刻家,版画家。フランス歴史画の祖。サンス大聖堂のステンドグラスなど,主としてガラス絵によって知られる。『イブ,最初の女』 Eva Prima Pandora (1550頃,ルーブル美術館) はクーザンの作品といわれる。木版画も多い。著作は『遠近法論』 Traité de perspective (1560) 。『肖像画の本』 Livre de pourtraicture (1571) は同名の息子 (1522~94) が完成。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

クーザン
Cousin, Victor
[生]1792.11.28. パリ
[没]1867.1.13. カンヌ
フランスの哲学者。 1815年ロワイエ・コラールの助手としてソルボンヌ大学で哲学史を講じる。 20年反政府活動のかどでソルボンヌを追われ,24年ドレスデンで捕えられ半年の牢獄生活をおくる。 28年大学に復帰,哲学史を講じて空前の人気を博する。 30年の七月革命によって多くの要職が与えられる。 31年ドイツを視察して教育制度に関する有名な報告を書き,それは 33年の F.ギゾーの画期的な初等教育の改革に結実し,40年には教育相となった。やがてナポレオン3世の登場とともに 48年引退して著作と研究に専念した。彼はフランスの大学で初めて哲学史を講じた人であり,その講義録には『哲学史講義』 Cours d'histoire de la philosophie (3巻,1829) ,『近世哲学史講義』 Cours d'histoire de la philosophie moderne (5巻,41~46) ,"Cours d'histoire de la philosophie morale au XVIIIe siècle" (4巻,39~42) などがある。彼の哲学は唯心論的形而上学で,意識を知情意に3分し,それぞれに真美善の問題を対応させるが,3者は独立したものではなく同一であるとする。この統一性を具体的に提示するのが芸術であり,最高の芸術たる詩は人間の全能力の総合である。これが主著『真・善・美について』 Du vrai,du beau et du bien (36) の思想の中核である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

クーザン(Jean Cousin)
[1490ころ~1560ころ]フランスの画家。絵画をはじめ、ステンドグラス・版画・彫刻・建築・著述など、幅広く活躍。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

クーザン(Victor Cousin)
[1792~1867]フランスの哲学者ヘーゲルシェリングスコットランド常識哲学などの影響を受け、折衷主義を唱えた。哲学史の領域を開拓。著「近世哲学史講義」「真善美について」など。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

クーザン Cousin, Jules Alphonse
1842-1911 フランスの宣教師。
1842年4月21日生まれ。慶応2年(1866)パリ外国宣教会から禁教下の長崎に派遣され,布教にあたる。明治2年大阪にうつり,川口教会を創立。24年初代長崎司教として大浦天主堂に着任し,日本人司祭の養成,教会設立につくした。明治44年9月18日長崎で死去。69歳。ルーソン出身。

出典:講談社
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

クーザン【Victor Cousin】
1792‐1867
フランスの哲学者。ロアイエ・コラールとメーヌ・ド・ビランに学び,エコール・ノルマルやソルボンヌで教えた。カントやヘーゲルなどのドイツ哲学に学ぶとともに,師のロアイエ・コラールにも影響を与えたスコットランド常識学派の説をもとり入れ,これらとデカルト以来のフランス哲学の伝統を結合して,ソルボンヌ講壇哲学の主傾向となる唯心論的折衷主義を唱えた。またフランスではじめて哲学史研究の分野をひらき,《近世哲学史講義》(1841)は主著の一つである。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

クーザン【Jean Cousin】
1490ころ‐1560ころ
フランスの画家。同名の子と区別するため〈父クーザンJean Cousin le Père〉と呼ばれることもある。測量師として生地サンスで活動したのち,1538年ころパリに赴き,タピスリーやステンド・グラスの下絵や版画制作をはじめる。49年グージョンとともにアンリ2世のパリ入市式典の装飾を行い,そのテーマのひとつを用いて《エバ・プリマ・パンドラ》を描いた。彼の名声は外国にまで及び,バザーリの《芸術家列伝》初版(1550)にも言及されている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

クーザン【Victor Cousin】
1792~1867) フランスの哲学者。ドイツ観念論、スコットランド常識哲学、フランス伝統の哲学を結合した折衷主義を唱え、フランスの哲学教育に大きな足跡を残した。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

クーザン
[一] (Jean Cousin ジャン━) フランスのルネサンスの画家。サンスでガラス絵の制作に従事。のちパリで、ステンドグラスや絵画、彫刻を手がける。代表作「エバ・プリマ・パンドラ」。(一四九〇頃‐一五六〇頃
[二] (Victor Cousin ビクトル━) フランスの哲学者、政治家。折衷主義の代表者。哲学と宗教との調和を説き、フランスではじめて哲学史を学問的に確立した。著に「近世哲学史講義」「真善美について」など。(一七九二‐一八六七

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

クーザン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

クーザンの関連情報

関連キーワード

ピエロ・ディ・コジモ足利義稙ウラディスラフ2世ヤゲロウェツサンガッロ慈照寺カベサ・デ・バカシャンソン(フランス中世多声歌曲)スウェーデン文学

他サービスで検索

「クーザン」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.