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クマノミ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

クマノミ
Amphiprion clarkii
スズキ目スズメダイ科の海水魚海岸岩礁にすみ,イソギンチャク共生するので有名。海水産観賞魚として飼育もされる。全長約 15cm。体色は暗褐色で,体側に2本,尾柄に1本の幅広い白色横帯がある。尾鰭の後縁は半月形にくびれる。千葉県以南,アフリカポリネシアに分布する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

クマノミ
スズキ目スズメダイ科の海水魚で、英名クラウンフィッシュ。体長5〜15センチほど。沖縄、フィリピン東インド諸島などのサンゴ礁に生息し、イソギンチャクと共生する。米アカデミー賞受賞のアニメ映画「ファインディング・ニモ」の主人公になったのは、その一種カクレクマノミ
(2007-03-31 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

世界大百科事典 第2版

クマノミ【Amphiprion clarkii】
スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科の海産魚(イラスト)。クマノミ亜科は英名anemonefishと呼ばれるようにイソギンチャクsea anemoneとの共生が有名。もともと暖海系でサンゴ礁の魚。日本近海に6種知られるが,トウアカクマノミ,セジロクマノミは沖縄本島以南,ハマクマノミ(イラスト),ハナビラクマノミ,カクレクマノミ(イラスト)は奄美大島に分布し,クマノミだけが黒潮にのって駿河湾から相模湾あたりの磯まで姿を見せる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

クマノミ
くまのみ / 熊之実
anemonefish
[学]Amphiprion clarkii
硬骨魚綱スズキ目スズメダイ科の海水魚およびクマノミ属の総称。英名はアネモネフィッシュ。千葉県以南の太平洋、インド洋に広く分布。体は卵形で、ほかのスズメダイ科の魚類とは、鱗(うろこ)が細かく1縦列に50枚以上あること、歯が円錐(えんすい)状で1列に並ぶことなどで区別される。大形のクマノミイソギンチャクと共生し、1尾の大きな優位な雌、2~3尾の中形の雄、数尾の幼魚からなる雌中心の集団をつくる。雌がいなくなると、雄のうち最優位の個体が性転換をしてボスとなる。夏に2週間に一度くらいの頻度でイソギンチャクの近くの岩を掃除し、200~300個の楕円(だえん)形の卵を産み付ける。親はつねにひれで新鮮な水を送り、また死卵を取り除く。卵は数日後の夜に孵化(ふか)し、仔魚(しぎょ)は数日以上の浮遊期を通じ分散し、その後クマノミイソギンチャクに定位する。クマノミイソギンチャクと長期間接しなかった個体は、クマノミイソギンチャクに捕食されてしまう。
 日本には南西諸島に本種を含め6種のクマノミ類がいるが、いずれも大形イソギンチャクと共生し、特異な泳ぎ方と斑紋(はんもん)で互いに区別される。クマノミ属のうち和名クマノミが分布が広く、もっとも北方にまで生息する。普通カクレクマノミがハタゴイソギンチャクを、ハマクマノミがタマイタダキイソギンチャクを、トウアカクマノミが砂底のイソギンチャクを、ハナビラクマノミがシライトイソギンチャクを、というように共生する相手は種によって異なる。飼育が比較的容易なので観賞魚として親しまれている。食用とはしない。[井田 齋]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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