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カルシウム拮抗剤【カルシウムきっこうざい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カルシウム拮抗剤
カルシウムきっこうざい
calcium antagonist
カルシウムイオンチャンネル・ブロッカー (遮断剤) ともいう。心筋や血管平滑筋の細胞が興奮する際,カルシウムイオンチャンネルが開いて細胞内にカルシウムイオンが流入するが,これを阻止してカルシウムイオン濃度の上昇を抑える薬。冠状動脈の収縮防止や血管拡張作用があり,効果が確実なことから狭心症,高血圧症などの治療薬として循環器病薬の中心的存在となっている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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栄養・生化学辞典

カルシウム拮抗剤
 電位依存性カルシウムチャンネルを阻害してカルシウムイオンの細胞内への流入を抑制する物質.心筋収縮の抑制,平滑筋の弛緩などをもたらす.ニフェジピン(nifedipine),ベラパミル(verapamil)など.

出典:朝倉書店
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カルシウム拮抗剤
製品名
《アムロジピンべシル酸塩製剤》
アムロジピン(あすか製薬、エッセンシャルファーマ、エルメッド、大原薬品工業、カイゲンファーマ、科研製薬、共和薬品工業、救急薬品工業、キョーリンリメディオ、杏林製薬、小林化工、コーアイセイ、コーアバイオテックベイ、皇漢堂製薬、沢井製薬、サンド、シオノケミカル、全星薬品、全星薬品工業、大興製薬、ダイト、辰巳化学、第一三共エスファ、第一三共、武田薬品工業、高田製薬、武田テバ薬品、武田テバファーマ、長生堂製薬、鶴原製薬、ニプロESファーマ、日医工、ニプロ、日新製薬、日本ジェネリック、日本薬品工業、日本ケミファ、ビオメディクス、扶桑薬品工業、富士製薬工業、富士フイルムファーマ、Meiji Seika ファルマ)
アムロジピンOD(あすか製薬、エルメッド、科研製薬、キョーリンリメディオ、杏林製薬、救急薬品工業、共創未来ファーマ、共和薬品工業、コーアイセイ、沢井製薬、サンド、シオノケミカル、全星薬品工業、全星薬品、第一三共エスファ、第一三共、大興製薬、辰巳化学、武田テバファーマ、武田薬品工業、高田製薬、東和薬品、長生堂製薬、日新製薬、日医工、ニプロ、日本ジェネリック、日本ケミファ、日本薬品工業、ビオメディクス、扶桑薬品工業、Meiji Seika ファルマ、陽進堂)
アムロジン(大日本住友製薬)
アムロジンOD(大日本住友製薬)
ノルバスク(ファイザー)
ノルバスクOD(ファイザー)
《ジルチアゼム塩酸塩製剤》
ジルチアゼム塩酸塩(沢井製薬、長生堂製薬、東和薬品、日本ジェネリック、日医工、日医工ファーマ、陽進堂)
ジルチアゼム塩酸塩R(沢井製薬)
ヘマレキート(鶴原製薬)
ヘルベッサー(田辺三菱製薬)
ヘルベッサーR(田辺三菱製薬)
ルチアノンR(佐藤薬品工業、東和薬品)
《ニソルジピン製剤》
ニソルジピン(長生堂製薬、東和薬品、日本ジェネリック、陽進堂)
バイミカード(バイエル薬品)
《ニトレンジピン製剤》
エカテリシン(全星薬品工業、全星薬品)
ドスペロピン(東和薬品)
ニトレンジピン(アルフレッサファーマ、大原薬品工業、沢井製薬、日医工、日本新薬、ニプロ)
ニルジピン(キョーリンリメディオ、杏林製薬)
バイニロード(武田テバ薬品、武田テバファーマ、武田薬品工業)
バイロテンシン(田辺三菱製薬)
《ニフェジピン製剤》
アダラート(バイエル薬品)
アダラートCR(バイエル薬品)
アダラートL(バイエル薬品)
セパミット(日本ジェネリック)
セパミット‐R(日本ジェネリック)
ニフェジピン(沢井製薬、武田テバファーマ、武田テバ薬品、武田薬品工業、鶴原製薬、東洋カプセル)
ニフェジピンCR(沢井製薬、三和化学研究所、全星薬品工業、全星薬品、東和薬品、ニプロ、日本ジェネリック、日医工)
ニフェジピンL(科研製薬、共和薬品工業、沢井製薬、三和化学研究所、全星薬品工業、全星薬品、鶴原製薬、東和薬品、日医工、日本ジェネリック)
ヘルラートL(アルフレッサファーマ、京都薬品工業)
《ベニジピン塩酸塩製剤》
塩酸ベニジピン(小林化工、ニプロ、ファイザー、マイラン製薬、Meiji Seika ファルマ)
コニール(協和キリン)
ベニジピン塩酸塩(エルメッド、大原薬品工業、科研製薬、杏林製薬、共和薬品工業、キョーリンリメディオ、興和創薬、興和、沢井製薬、第一三共エスファ、第一三共、辰巳化学、長生堂製薬、鶴原製薬、東和薬品、日本ケミファ、ニプロESファーマ、日本ジェネリック、日医工、日本薬品工業、日新製薬、富士フイルムファーマ、メディサ新薬、陽進堂)
《ベプリジル塩酸塩水和物製剤》
《ベラパミル塩酸塩製剤》

 カルシウム拮抗剤は、カルシウム(心筋や冠動脈を収縮させる物質)の作用を抑えて心筋の緊張をやわらげたり、冠動脈の内腔ないくうを広げるはたらきをもった薬です。そのため、狭心症心筋梗塞しんきんこうそくの治療剤として使います。


 なかでもジルチアゼム塩酸塩製剤は、冠動脈や腎臓じんぞうの血管の血流量を増加させたり、交感神経の興奮を抑えて血圧を下げる作用があり、狭心症異型狭心症本態性高血圧症(軽症から中等症)など広範囲に使われます。


 ベニジピン塩酸塩製剤アムロジピンベシル酸塩製剤は、作用が緩やかで、持続的な効果があり、狭心症高血圧症の治療に使われます。また、6歳以下の小児にも用いられます。


 ニソルジピン製剤ニトレンジピン製剤は、体の細胞にカルシウムが入るのを阻止するとともに、末梢の血管や心臓の血管を拡張する作用があることから、狭心症異型狭心症のほか、本態性高血圧症腎実質性高血圧症の治療にも使用されます。降圧効果は緩和で、持続効果もあるため、1日1回の服用で十分な効果が得られます。


①過敏症状(発疹ほっしん、発熱、かゆみなど)をおこすことがあります。過敏症状をおこしたら使用を止め、すぐ医師に報告してください。


ジルチアゼム塩酸塩製剤では、高度徐脈、完全房室ブロック、うっ血性心不全、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死えし症、紅皮症、急性汎発性発疹性膿疱症はんぱつせいほっしんせいのうほうしょう、肝機能障害、黄疸おうだんがおこることがあります。このような症状がおこったときは、使用を中止してただちに医師に相談してください。そのほか、頭痛、倦怠感けんたいかん、めまい、歯肉肥厚、胃部不快感、食欲不振、腹痛、便秘、動悸どうきなどが現れることがあります。このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。


 ベニジピン塩酸塩製剤では、肝機能障害、黄疸がおこることがあります。このような症状がおこったときは、使用を中止してただちに医師に相談してください。そのほか、じん機能障害、動悸、頻尿、頭痛、めまい、ねむけ、倦怠感、便秘、発疹、吐き気・嘔吐おうと、白血球減少、しびれ、耳鳴りなどがおこることがあります。このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。


 アムロジピンベシル酸塩製剤では、房室ブロック、血小板減少、白血球減少、肝機能障害、黄疸、劇症肝炎、横紋筋融解症がおこることがあります。このような症状がおこったときは、使用を中止してただちに医師に相談してください。そのほか、ほてり、むくみ、動悸、頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感、心窩部痛しんかぶつうなどがおこることがあります。このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。


 ニフェジピン製剤で、意識障害、ショック、肝機能障害、黄疸、紅皮症、無顆粒球症、血小板減少がおこったときは、使用を中止してただちに医師に相談してください。そのほか、吐き気、食欲不振、動悸、血圧低下、頭痛、めまい、顔や足のむくみ、倦怠感、便秘などがおこることがあります。このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。


 ニソルジピン製剤で、紅皮症、無顆粒球症がおこったときは、使用を中止してただちに医師に相談してください。そのほか、のぼせ、ほてり、動悸、むくみ、頭痛、倦怠感、吐き気などがおこることがあります。このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。


 ニトレンジピン製剤では、過度の血圧低下による意識消失、呼吸減弱などのショック様症状、肝機能障害、黄疸がおこったときは、使用を中止してただちに医師に相談してください。そのほか、頭痛・頭重、顔面紅潮、動悸、血圧低下、ほてり、めまいなどがおこることがあります。このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。


 また、医師から指示された検査は必ず受けてください。


①いろいろな剤型がありますが、食後の服用が原則です。ただし、1日の服用回数・1回の服用量については、医師の指示を守ってください。


 また、正しい服用ができるように、あらかじめ医師に自分の日常生活や仕事の状況をよく話して、無理なく服用できるような方法を指導してもらってください。


 ニフェジピン製剤は、発作がおきて急速に効果を上げたい場合でも、カプセル剤を舌下ぜっかに入れて用いたりしないでください。


②過去にこの薬で過敏症状をおこしたことがある人、家族にアレルギーなどのある人は、医師に報告してください。アムロジピンベシル酸塩製剤では、ジヒドロピリジン系薬剤に過敏症のある人、ニフェジピン製剤では、心原性ショック、急性心筋梗塞、ベニジピン製剤では、心原性ショック、ジルチアゼム塩酸塩製剤では、重いうっ血性心不全、房室ブロック(Ⅱ度以上)、洞不全症候群、洞停止、洞房ブロック、ニソルジピン製剤では、心原性ショック、イトラコナゾール製剤やミコナゾール製剤を使用中の人は使えません。


③妊婦あるいは現在妊娠している可能性のある人は、使用できません。あらかじめその旨を医師に報告してください。


④子どもや高齢者は、使用量を誤ると副作用が強く出ます。家族の人も協力し、指示された服用量をきちんと守るようにしてください。


⑤現在使用中の薬があったり、ほかに薬を使う場合には、必ず医師に相談してください。薬によっては、降圧剤βブロッカー製剤などの交感神経抑制剤、抗不整脈剤利尿剤強心剤、トリアゾール系抗真菌剤、フェニトイン製剤グレープフルーツジュースなどと併用すると効果が低下したり、副作用が出やすくなります。


⑥めまいなどが現れることがあるので、自動車運転や危険を伴う作業にたずさわる人は、医師に相談してください。

出典:病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版
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