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カリマンタン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カリマンタン
Kalimantan
ボルネオ島インドネシアではカリマンタン島と呼ぶ)のうち,インドネシア領の呼称。島の中央部と南部を占め,イラン山脈,カプアス山脈でマレーシア領と隔てられる。赤道が中央を通り,熱帯雨林マングローブに覆われる。内陸には標高 2000mをこえる山地があるが,カプアス川バリト川マハカム川などの中流や下流には広大な湿地がある。ポンティアナックバンジャルマシンサマリンダなどの主要な町は,これら河川の河口付近にあり,水運による内陸への出入口として発達。内陸にはダヤク諸族が住み,海岸部の町にはマレー人,中国人が多い。沿岸地方は古くから中国,インドやジャワ,スマトラ諸王朝の影響下にあった。15世紀以降,マレー人,ジャワ族ブギス族などの民族がイスラム王朝を建設。16世紀に入ってオランダとイギリスが侵入,19世紀末から 20世紀にかけて全域がオランダの支配下に入った。1945年ほかのオランダ領インドネシアとともに独立を宣言し,1949年独立を達成。内陸では焼畑農耕により陸稲,トウモロコシ,キャッサバなどを栽培し,海岸ではサゴヤシ,ココヤシも栽培される。東海岸とその沖に油田と天然ガス田がある。石炭,金,銀,ダイヤモンドも採掘される。木材の搬出が盛ん。行政上は 5州に分かれる。

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デジタル大辞泉

カリマンタン(Kalimantan)
ボルネオ島のインドネシア領の呼称。全島の南部約8割を占め、大半が森林地帯。

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世界大百科事典 第2版

カリマンタン【Kalimantan】
東南アジア,ボルネオ島のうち,インドネシア領の部分の呼称。全島の約75%を占める。面積55万0203km2,人口1053万(1996)。行政的には西・中・南・東カリマンタンの4州よりなる。住民は奥地プロト・マレー人ダヤク族が多く,海岸にマレー,中国,ジャワ系種族が住む。奥地は未開拓,海岸部は油田などの開発で発展している。ボルネオ[島]【別技 篤彦】

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大辞林 第三版

カリマンタン【Kalimantan】
マレー諸島の中央にある世界第三の大島。大部分はインドネシア領。北部はブルネイとマレーシア領のサバとサラワク。赤道直下にあり、ほとんどが熱帯雨林におおわれる。面積75万平方キロメートル。旧称、ボルネオ。
カリマンタン島の4分の3を占めるインドネシア領の呼称。中心都市パンジェルマシン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

カリマンタン
かりまんたん
Kalimantan
東南アジア、ボルネオ島の南半部と東部を占めるインドネシア領地域。領域は全島の約70%で、面積53万9460平方キロメートル、人口約1175万0500(2001推計)。行政的には西、中、南、東の4州に区分され、ポンティアナック、パランカラジャ、バンジャルマシンおよびサマリンダがそれぞれの州都である。カリマンタンは中央から北東に向かい、砂岩からなるカプアス山脈、イラン山脈などの脊梁(せきりょう)山脈が走ってマレーシア領との境界をなし、これからカプアス川、バリト川、マハカム川などの大河が諸方面に流れる。とくに南方では海岸と山地の間に広大な湿原を展開する。気候は、赤道が島の中央を通るので典型的な高温多湿気候で、このため密林、湿原に覆われる所が多く、居住地も制限される。動物もオランウータンをはじめ特色あるものが多い。民族は複雑で、内陸部はプロトマレー系(ダヤク人が代表的)、海岸は第二次マレー系、ジャワ人、ブギス人、中国人などが多い。第二次マレー人は今日大部分がイスラム教徒となり、歴史的には各地にスルタン王国をつくってきた。カリマンタンの75%はなお森林で、木材、籐(とう)、樟脳(しょうのう)などの林産物に富むが、海岸近くが開かれているにすぎない。奥地では焼畑農業が行われ、西、南海岸の一部では水田耕作も発展している。資源は豊かで、金、ダイヤモンドは古くから知られており、近代には石油、石炭、鉄鉱が開発された。バリクパパン、タラカンなど東部油田はインドネシア経済に大きく貢献している。人口分布はカプアス、バリトの2大河の下流に集中する。[別技篤彦]

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