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カラスムギ

世界大百科事典 第2版

カラスムギ【wild oat】
ヨーロッパから西アジア原産のイネ科越年草(イラスト)。畑地,とくに麦畑雑草として普通であり,おそらくムギとともに日本へ伝わったものであろう。チャヒキグサともいう。はまばらに叢生(そうせい)し,高さは50~90cmで麦わらに似る。葉は少数,幅の広い線形で,長さは20cm前後,幅は1cmくらい,やや白っぽい緑色をしている。6月ころ,まばらでやや大型の円錐花序を出し,長さは20cmくらい,は非常に細く,花序に輪生し,その先に1~3個の緑色で大型の小穂を垂らす。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

カラスムギ
からすむぎ / 烏麦
[学]Avena fatua L.
イネ科(APG分類:イネ科)の越年草。稈(かん)は直立し、高さ50~90センチメートル。円錐(えんすい)花序は長さ約20センチメートル、枝は輪生し、水平に開出する小穂は大形で垂れ下がる。花期は6、7月。小花は3個あり、成熟すると脱落する。包穎(ほうえい)は背面が丸く、長さ約2.5センチメートル、小花全体を包む。護穎は多少革質で粗い毛があり、先端は歯牙(しが)状に2裂し、背面から芒(のぎ)が出る。芒は長さ3~4センチメートル、強く屈折し、よじれる。ヨーロッパ、西アジア原産で、日本全土にみられ、畑の縁や荒れ地に帰化している雑草。名は、カラスが食べるムギの意味で、チャヒキグサ(茶挽草)ともよぶ。食用とするエンバク(マカラスムギ)に形態がよく似ている。[許 建 昌]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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