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カウンターカルチャー

デジタル大辞泉

カウンターカルチャー(counterculture)
既存の文化や体制を否定し、それに敵対する文化。1960年代のアメリカで、最も盛り上がりをみせた。対抗文化。→サブカルチャー

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世界大百科事典 第2版

かうんたーかるちゃー【カウンターカルチャー】

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大辞林 第三版

カウンターカルチャー【counterculture】

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

カウンターカルチャー
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日本大百科全書(ニッポニカ)

カウンターカルチャー
かうんたーかるちゃー
counterculture
対抗文化。社会のメインストリームを形成する支配的な文化に対置される反権威的な文化の総称。若者、女性、少数民族などの「社会的弱者」が主な担い手であることから、大衆的な下位文化をエリート主義的な上位文化に対置してこのように称する場合もある。多くの近代社会で起こりうる現象だが、規模や影響力の大きさという面で他を圧倒していることから、1960年代のアメリカで隆盛をきわめた若者文化にその代表例を見る意見が広く一般化している。
 新興国家であるアメリカはもともとがカウンターカルチャーに対して寛容であり、菜食運動やコミューン運動など、19世紀から様々な試みがなされてきた。その蓄積は60年代に一挙に花開く。ビート派の運動などにみられたその兆しは、期待された社会的役割から「ドロップアウト」した若者たちが形成したヒッピーと呼ばれる独自のライフ・スタイルをはじめ、マリファナやLSDなどの薬物を用いた「トリップ・アウト」、ロックやフォークのフリー・コンサート、サイケデリック・デザインなど多彩な表現や文化を生み出していく。このような若者文化が隆盛した背景としては、黒人解放運動、女性解放運動、ベトナム戦争に対する反戦運動などの高まりが挙げられ、またテクノロジーを批判し自然に帰ることを強調したその自然志向・反合理主義志向には、禅をはじめとする東洋思想などの強い影響も指摘される。また、若者文化とステューデント・パワーの軌を一にした台頭は、1960年代末のヨーロッパや日本にも生じた現象であり、アメリカのカウンターカルチャーはその先駆けであった。
 『対抗文化の思想』The Making of a Counter Culture(1969)において、セオドア・ローザクTheodore Roszak(1933― )は60年代当時の若者文化が対抗文化の一形式であるとしたうえで、その本質が科学的世界観を相対化するシャーマニズム的世界観に潜んでいることを指摘している。また他にも、精神医学者R・D・レインRonald David Laing(1927―89)、哲学者ノーマン・ブラウンNorman Brown(1913―2002)、ベティ・フリーダン、スーザン・ソンタグといった論者が、当時の若者文化の意義を肯定的に評価している。社会情勢の変化に伴い、1970年代後半以後は退潮していくが、60年代のカウンターカルチャーの問題提起は、神秘主義やオカルティズムに基づくニュー・エイジやニュー・サイエンスなどの思想やドイツの「緑の党」などの環境運動へと継承されていく。[暮沢剛巳]
『ジェリー・ルービンほか著、田村隆一訳『Do it!』(1971・都市出版社) ▽シオドア・ローザク著、稲見芳勝・風間禎三郎訳『対抗文化(カウンター・カルチャー)の思想――若者は何を創りだすか』(1972・ダイヤモンド社) ▽ハーヴィー・コックス著、上野圭一訳『東洋へ――現代アメリカの精神の旅』(1979・平河出版社) ▽Stewart Brand The Last Whole Earth Catalog(1971, Random House, New York)』

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