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オルドビス紀【オルドビスき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オルドビス紀
オルドビスき
Ordovician Period
地質時代の年代区分の一つで,古生代で 2番目に古い。約 4億8540万年前から約 4億4340万年前までの期間にあたる。模式地はイギリス,ウェールズ北部で,旧民族のオルドビス族 Ordovicesにちなんで命名。1879年にチャールズ・ラプワースが,カンブリア紀シルル紀の間の時代として位置づけた。三葉虫類Olenus の絶滅と Ceratopyge の出現をもって,カンブリア紀との境界とする。オルドビス紀に入ると,石灰質の殻をもった層孔虫類,四射サンゴ(→ルゴースサンゴ類),床板サンゴ類腕足類オウムガイ巻貝類ウミユリ類のほか,ケイ質海綿,筆石類が急激に多数出現する。また脊椎動物の最初の化石として,魚類片が発見されている。植物は藻類が多いが,シダ植物胞子も見つかっている。下部は砂岩,上部は石灰岩が多い。この年代には,高緯度の地方にも,温暖な気候があったといわれる。日本にはオルドビス紀の地層は知られていない。

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デジタル大辞泉

オルドビス‐き【オルドビス紀】
Ordovician Period》地質時代の区分の一。カンブリア紀に続く、古生代第二紀。5億900万年前から4億4600万年前まで。オウムガイの全盛期で、三葉虫(さんようちゅう)筆石(ふでいし)が発展し、甲冑魚(かっちゅうぎょ)が出現した。名は、模式地の英国に住んだ古代民族の名に由来。奥陶紀(おうとうき)。

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世界大百科事典 第2版

オルドビスき【オルドビス紀 Ordovician period】
古生代の第2番目,すなわち旧古生代中期に当たる紀で,今からおよそ5億0500万年前から4億3800万年前までの約6700万年の期間をいう。1879年にイギリスの北ウェールズ地方に住んでいた古代ケルト族の名にちなんでC.ラプワースが命名した。ヨーロッパではこの紀を初,前,中,後,の五つの期に区分するのがふつうである。 オルドビス紀の生物界で特徴的なことは,筆石類,三葉虫類とともに頭足類のうち角型のをもつオウムガイ類(直角石類)など,海生生物が大発展をとげ,後期ごろからは床板サンゴ類や原始的な四射サンゴ類を中心とした本格的なサンゴ礁が形成されるようになったことである。

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大辞林 第三版

オルドビスき【オルドビス紀】
古生代のカンブリア紀のあと、シルル紀の前に位置する地質時代。今より約五億九百万年前から約四億四千六百万年前の時期。奥陶おうとう紀。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

オルドビス紀
おるどびすき
Ordovician period
古生代の2番目の地質時代。カンブリア紀とシルル紀の間の、約4億8540万年前から約4億4340万年前までの約4200万年の期間に相当する。オルドビス紀に形成された地層をオルドビス系という。オルドビス紀の名称は、模式地のイギリス、ウェールズ地方に住んでいた古代民族の名にちなみ、ラプウォースCharles Lapworth(1842―1920)が1878年に命名した。無脊椎(むせきつい)動物では、三葉虫類、腕足類、頭足類のオウムガイ類が著しい発展を遂げた。黒色頁岩(けつがん)相に特徴的に産する原索動物門の筆石(ふでいし)類は、当紀のもっとも顕著な生物であり、コノドント動物とともに示準化石(標準化石)として重要である。脊椎動物では、魚類の甲冑魚(かっちゅうぎょ)が出現する。植物では藻類に加え、維管束植物の遺体もわずかながら知られている。オルドビス紀の地層は、カンブリア紀の地層とともに、楯状地(たてじょうち)の周辺に広く分布し、東アジアでは、揚子江(ようすこう)、黄河両盆地、朝鮮半島北部が知られている。日本では、飛騨(ひだ)高地の福地より、当紀に生息していたと考えられる放散虫、貝形虫化石が発見され、日本最古の地層が当紀まで及ぶことが確認された。北アメリカのアパラチア山地からスカンジナビア半島にかけての地域では、活発な火成活動が知られ、タコニック変動などの数回の地殻変動があった。オルドビス紀末には大規模な氷河が発達し海水面が下がり、浅い大陸棚の部分が減少し、三葉虫類、筆石類などの海生生物が大量絶滅した。[小澤智生・渡辺耕造]
『リチャード・T・J・ムーディ、アンドレイ・ユウ・ジュラヴリョフ著、小畠郁生監訳『生命と地球の進化アトラス 地球の起源からシルル紀』(2003・朝倉書店)』

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精選版 日本国語大辞典

オルドビス‐き【オルドビス紀】
〘名〙 (Ordovician period の訳語) 古生代カンブリア紀に次ぐ地質年代。約五億~四億三千万年前で、三葉虫、筆石類、オウム貝が繁栄。ほかに、さんご、ウミリンゴなどが見られ、また、魚類の歯や鱗などの化石がこの紀の地層から発見されることは注目される。奥陶紀。

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