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オルト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オルト
ortho-
o -と略記される。本来は「正規」を意味する接頭語で,火成岩起源の高温変成岩を表記するときに「オルソ」または「正」として使われる。化学的には次のように用いられる。 (1) 位置異性体であるベンゼンの3種の二置換体をオルト ( o- ) ,メタ ( m- ) ,パラ ( p- ) として表わすことが多い。その場合1,2-置換体がオルト異性体である。 (2) アルデヒドやカルボン酸に水が付加した化合物をオルトアルデヒド,オルトカルボン酸という。 (3) 前例と同様に,無機酸素酸のなかで,分子中の水化度が最大のものをオルト酸と呼ぶことがある。たとえば,オルトホウ酸 H3BO3 ,オルトリン酸 H3PO4 がその例である。 (4) オルト水素のように2個の原子核核スピンの方向が同一の場合接頭語として用いられる。なお核スピンが逆方向の場合はパラ水素という。

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デジタル大辞泉

オルト(ortho)
規の、ののギリシャ語orthosから》
ベンゼン環で、二つの置換基が隣り合って一位と二位の位置にあること。→パラメタ
酸素酸のうち、水和程度の高いもの。オルト酸

出典:小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

オルト Alt, Grace E.
1905-1978 アメリカの看護婦。
1905年7月22日生まれ。第二次大戦で陸軍従軍看護婦となり,昭和20年GHQ公衆衛生福祉局看護課長として来日。保健婦助産婦・看護婦制度の近代化,厚生省看護課の設置などにつくした。1951年陸軍中佐で退役。1978年8月14日死去。73歳。ボルティモア出身。ジョンズ-ホプキンズ看護学院卒。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

オルト【ortho】
〈正規の〉を意味するギリシア語orthósに由来する接頭語。同種化合物間のいろいろな違いを表すため,メタパラとともに用いられる。(1)置換ベンゼンで二つの置換基が隣接位置(1位と2位)にあることを示す。置換基は同種でも異種でもよい。o‐キシレン,o‐ニトロトルエンのように略記する(下式参照)。この用法は芳香族化合物一般にも適用される。(2)素酸の分類に用いられる。〈水の含有量(水化度)〉が最大のものをオルト酸(古くは正酸)という。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

オルト【ortho】
ギリシャ語で正規のを意味する orthos から
ベンゼン環上の隣り合った位置にあることを示す語。また、二つの置換基を隣り合った位置にもつ異性体を表す接頭語。記号 o  
オキソ酸のうち、最も水和度の高いものを表す接頭語。

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精選版 日本国語大辞典

オルト
〘名〙 (ortho。orthos から) 化学用語。
① ベンゼン置換体で、二個の置換基の位置が隣り合っていることを示す。略号 o‐。o‐ニトロトルエンなど。
② 酸素酸の分類で、酸性酸化物の水化によって生じる酸のうち、水化のもっとも高い酸を表わす。オルトのかわりに「正」を使うこともある。「オルト燐酸」または、「正燐酸」など。

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化学辞典 第2版

オルト
オルト
ortho

“正規の”を意味する接頭辞.【】ベンゼン核の隣接する位置,すなわち,1,2位に置換基をもつことを示す接頭辞.普通,o-で示す.このほかにベンゼンの二置換体には,メタ,m-(1,3位)とパラ,p-(1,4位)がある.【】中心原子とその酸化数が同一のオキソ酸のなかで,水和度のもっとも高い化合物につける接頭辞.オルト――酸のように使うが,正――酸ともいう.たとえば,オルトホウ酸H3BO3,オルトリン酸H3PO4,オルトケイ酸H4SiO4.水和度の低いものにはピロ酸メタ酸などがある.有機化合物では,オルトギ酸CH(OH)3(遊離酸として存在せず,エステルとして存在する),オルトアルデヒドRCH(OH)2(普通,遊離型では存在せず,アセタールとして存在する)がある.しかし,抱水クロラールCCl3CH(OH)2は例外的に安定なオルトアルデヒドである.【】原子の核スピン状態を区別する接頭辞.オルト水素では,2個の水素原子の核スピンは同方向で,パラ水素では逆方向である.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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