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オイルマネー

大辞林 第三版

オイルマネー【oil money】
1973年末のオペックによる石油価格の大幅引き上げ(第一次石油危機)により生じた産油国の巨額の余剰資金。

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オイルマネー
中東諸国が石油輸出によって稼いだお金です。先進国株式市場などに投資する際に、オイルマネーの流入などといわれます。需給に大きな影響を及ぼすことがあり、その動向が注目されています。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オイルマネー
oil money
産油国が石油を輸出して稼いだ資金。アメリカ合衆国やヨーロッパでは一般的に石油 petroleumとドルを組み合わせたペトロダラー petro dollarと呼ばれる。1973年と 1979年の石油危機で石油価格が急上昇し,石油輸出国機構 OPECに加盟する中東産油国が巨額の資金を獲得してから注目されるようになった。資金は海外投資に回され,国際金融市場で存在感を高めた。2000年代に入ると,新興国の経済成長に伴う石油需要の拡大やイラク戦争による石油施設破壊などを背景に石油価格がさらに急上昇し,オイルマネーも膨張した。オイルマネーは情報開示が乏しく,全体像を正確に把握するのは難しいが,中東の湾岸協力会議 GCCに加盟するサウジアラビア,クウェート,アラブ首長国連邦 UAEなど 6ヵ国の 2008年時点の総額は約 2兆ドルに上ったとの推計がある。中東産油国は,オイルマネーを運用する政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド)を設立。アメリカ国債など安定した運用先を重視する傾向にあったが,2000年代には積極的な投資にも乗り出すようになった。2007年には UAEのアブダビ投資庁が,サブプライムローン問題に苦しんでいたアメリカ金融大手シティグループに 75億ドルの多額出資に踏み切った。2008年のリーマン・ショック後は石油価格が急落し,オイルマネーで投資が過熱していた UAEのドバイが 2009年に金融不安に陥り,国際金融市場を混乱させた(ドバイ・ショック)。その後は世界経済の回復に伴い,石油価格も再び高値圏で推移するようになり,オイルマネーの投資先も成長の見込めるアフリカやアジアのインフラストラクチャーなどに多様化した。

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