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ウルブリヒト

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウルブリヒト
Ulbricht, Walter
[生]1893.6.30. ライプチヒ
[没]1973.8.1. ベルリン
東ドイツの政治家。 1912年ドイツ社会民主党入党,第1次世界大戦後スパルタクス団に属しドイツ共産党結成運動に参加。 A.ヒトラーの政権掌握後プラハ,パリ,モスクワに亡命したが,ドイツ降伏直前の 45年4月末帰国し,ドイツ共産党組織の再建とソ連占領下のドイツの行政機構樹立に活躍した。 49年ドイツ民主共和国発足とともに副首相に就任。以後 50年ドイツ社会主義統一党書記長,53年第一書記,60年国家評議会議長として,71年5月に党第一書記の地位を E.ホーネッカーに譲り,新設の党議長に就任するまで,東ドイツの実質的な最高指導者の地位にあった。国際的にはソ連外交路線の忠実な支持者として知られ,第2次世界大戦後東ドイツの経済安定化と国際的地位向上に努力,西ドイツによる東ドイツの国際法的承認を要求し続けた。

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デジタル大辞泉

ウルブリヒト(Walter Ulbricht)
[1893~1973]ドイツの政治家。1919年、ドイツ共産党に入党。第二次大戦後、旧東ドイツ地区に社会主義統一党を結成し書記長に就任。ドイツ民主共和国(東ドイツ)成立以後は副首相、国家評議会議長などを歴任した。

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世界大百科事典 第2版

ウルブリヒト【Walter Ulbricht】
1893‐1973
ドイツ労働運動指導者。木工職人の出身で1919年ドイツ共産党に入党,28年国会議員となるが,33年フランス,のちにソ連に亡命。45年帰国,50年ドイツ社会主義統一党書記長(‐1971)となり,以後一貫して党を指導。60年ピークの死後ドイツ民主共和国(東ドイツ)国家評議会議長(事実上の元首)となる。大衆には人気がなかったが,強い意志で同共和国の強化につとめる一方,ドイツ再統一の夢をも追い続けた。【下村 由一】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ウルブリヒト
うるぶりひと
Walter Ulbricht
(1893―1973)
ドイツ民主共和国(旧東ドイツ)の政治家。ライプツィヒ生まれ。1912年社会民主党に入り、1919年ドイツ共産党に参加。1921年地方組織の専従員、1923年中央へよばれて組織局と軍事委員会に所属した。1924~1927年たびたびモスクワへ行きコミンテルン組織局で訓練を受ける。1928年帝国議会議員。1933年に亡命、1938年までパリにおいて共産党の国外指導部書記。1938年モスクワへ移り、第二次世界大戦中はドイツ人捕虜への教育宣伝、ソ連軍占領地の軍政に携わり、1943年自由ドイツ国民委員会の創設に参加。1945年ベルリンへ帰還して市政を組織し、共産党再建を指導した。
 1946年、東ドイツ地域の社会民主党との合同になるドイツ社会主義統一党(SED。後、ドイツ連邦共和国の民主社会党となる)の最高指導部に入り、1950~1953年書記長、1953~1971年第一書記、1949~1960年旧東ドイツ副首相、1960~1971年国家評議会議長(元首)。1971年5月健康上の理由で要職を辞任した。ウルブリヒト体制は国内の政治統制と親ソ政策を基本に、若いテクノクラートを養成し、経済水準の向上に成果を収めた。1970年ソ連と西ドイツの急速な接近は東ドイツの頭越しに行われたらしく、彼の引退を決定づけたといわれる。[中川原徳仁]

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精選版 日本国語大辞典

ウルブリヒト
(Walter Ulbricht ワルター━) 旧東ドイツの元首。一九一九年ドイツ共産党に入党、ナチ政権成立後ソビエトに亡命。四六年社会主義統一党の書記長、ドイツ民主共和国成立後は第一副首相、党第一書記となり、六〇年国家評議会議長を兼任する。(一八九三‐一九七三

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旺文社世界史事典 三訂版

ウルブリヒト
Walter Ulbricht
1893〜1973
旧ドイツ民主共和国(東ドイツ)の政治家
早くから労働運動に参加し,1919年ドイツ共産党に加入,28年より国会議員。ナチス政権の成立後,ソ連に亡命(1933〜45)。第二次世界大戦後,社会主義統一党(ドイツ統一社会党)を結成して書記長となり,1949年ドイツ民主共和国の成立後,副首相・党第一書記をへて国家評議会議長となる。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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