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ウルシオール

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ウルシオール
urushiol
化学式 C21H34O2主成分。炭素原子数 15 個の不飽和側鎖のついた二価フェノールで,側鎖の構造により5種のものが知られている。酸化重合によって堅ろうな被膜をつくる。皮膚に触れるとかぶれを起す。

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デジタル大辞泉

ウルシオール(urushiol)
日本産および中国産の漆の主成分。フェノール誘導体の一。皮膚にかぶれを起こさせる。明治39年(1906)三山喜三郎命名真島利行が構造決定。

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世界大百科事典 第2版

ウルシオール【urushiol】
ウルシの外皮に切傷をつけ,流出する液,すなわち生漆(きうるし)を精製したもので,日本産ウルシの主成分である。生漆にはそのほかに水,ゴム質,含窒素化合物などが含まれている。粘度の高い淡黄色の液体で,沸点200~210℃(0.4~0.6mmHg)。空気中で黒変し,さらに高粘度になり,やがて凝固する。構造は,側鎖に炭素数15前後の不飽和アルキル基をもつカテコール誘導体で,1922年真島利行によって確認された。

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大辞林 第三版

ウルシオール【urushiol】
日本産および中国産ウルシの樹皮から滲出する生漆きうるしの主成分。淡黄色の粘りけのある液体。空気中の酸素と結合して黒色の樹脂となる。フェノール誘導体の混合物で、真島利行が確認。皮膚に炎症を起こさせる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ウルシオール
うるしおーる
urushiol
ウルシ科の植物、ウルシの木の樹皮から滲出(しんしゅつ)する生漆(きうるし)の主成分。フェノール誘導体の一つで、アルキル基Rが4種類のものの混合物であり、真島利行(まじまりこう)が構造決定と合成による確認をした(1912)。無色の粘稠(ねんちゅう)な液体で、沸点は200~210℃(0.4トル)、比重0.9687。漆が皮膚にかぶれをおこすのはウルシオールがアレルゲンとして作用するもので、接触皮膚炎である。[垣内 弘]

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精選版 日本国語大辞典

ウルシオール
〘名〙 (urushiol) 漆の主成分。フェノール誘導体の一つで、液状で有機溶剤に溶ける。明治四〇年(一九〇七)真島利行が漆から分離して発見。皮膚につくとかぶれを起こす。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ウルシオール
ウルシオール
urushiol

ウルシ科ウルシRhus verniciferaの樹皮から渗出する生漆の成分で,ペンタデシルカテコール骨格をもつ数種類の物質の混合物.皮膚に触れると漆性皮膚炎を起こす黄色の液体.沸点210~220 ℃(5.3×10 Pa).[CAS 53237-59-5].以下の4種類が単離確認されている.(1)3-ペンタデシル体:針状晶.融点59~60 ℃.(2)8′,9′-ジデヒドロ(Z)体:淡黄色油.1.5115.(3)8′,9′,11′,12′-テトラデヒドロ(Z,Z)体:主成分でトキシコデンドリンともいう.(4)8′,9′,11′,12′,14′,15′(Z,Z,Z)ヘキサデヒドロ体:油状.1.5250.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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