Rakuten infoseek

辞書

イタボガキ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

イタボガキ
Ostrea denselamellosa
軟体動物門二枚綱イタボガキ科。殻長 13cm,殻高 12cmに達する。着生生活のため殻の形は一定しないが,おおむね丸みのある四角形で,右殻は平たく,左殻は多少ふくらみ,他物に付着する。殻表は檜皮葺 (ひわだぶき) 状のあらい殻皮でおおわれ,多くの放射肋がある。殻の内面は白色。卵胎生で雌雄同体。5~8月に産卵するが,卵はそのまま母体内で成育し,28日前後で殻の大きさ 0.4mmほどの幼生になり,付着生活に入る。なお産卵直後の卵1個の直径は 0.1mmもあり,マガキの卵2個分の大きさに相当するほど大型である。本州から九州,朝鮮半島,中国沿岸に分布し,内湾の水深 10~30mの砂泥底の岩礫に付着する。食用。近縁種ヨーロッパガキ O. edulisの殻の外形は本種によく似ている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

イタボガキ
 [Ostrea denselamellosa].ウグイスガイ目イタボガキ科の食用の貝で12cmほどになる.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

いたぼがき【イタボガキ】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

イタボガキ
いたぼがき / 板甫牡蠣
Densely lamellated oyster
[学]Ostrea denselamellosa
軟体動物門二枚貝綱イタボガキ科の二枚貝。本州、四国、九州および朝鮮半島、中国沿岸に分布する。内湾の水深10~30メートルの海底の岩礫(がんれき)に付着したり、互いに接して団塊状になって生活する。殻長、殻高ともに13センチメートルぐらいになり円板状で、右殻は平たく、殻表は成長線と一致する檜皮(ひわだ)状の殻皮で覆われ、多くの放射条がある。左殻は殻頂部で他物に付着し、やや深く粗い成長輪と不規則な放射肋(ろく)がある。また殻頂の左右に耳状の突起が出て、殻内は白く筋肉痕(こん)は赤褐色。胎生種で、同一個体の性が交代する。産卵期は5~8月で、成育の好適塩分は27~34‰である。食用となり、一時養殖が試みられたが、肉質が日本人に向かず継続されなかった。[奥谷喬司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

イタボガキ」の用語解説はコトバンクが提供しています。

イタボガキの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.