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アーチ橋【アーチきょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アーチ橋
アーチきょう
arch bridge
主構造としてアーチを用いた橋で,煉瓦や切り石を用いた石造アーチ橋は,紀元前2世紀から造られていた。ローマ人が紀元前後に建造した美しい石造アーチは,広くヨーロッパにみることができる。アーチ橋は,力学的にも,美観のうえからもすぐれた構造様式であるので,近代橋梁としても,鋼,鉄筋コンクリートを用いて多く建造されている。現在のアーチ橋の最大支間は,アメリカのベイヨンヌ橋の 504m (鋼アーチ橋) である。日本では,西海橋 (216m。 1955) ,大三島橋 (297m。 79) ,コンクリートアーチ橋では別府橋 (235m。 89) などが代表的なものである。アーチ橋は,その形式によって多くの形式に細分される。

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世界大百科事典 第2版

あーちきょう【アーチ橋】

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大辞林 第三版

アーチきょう【アーチ橋】
主桁しゆげたをアーチ構造とした橋。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

アーチ橋
あーちきょう
arch bridge
構造形式による橋の分類の一つで、主要部分がアーチ状の橋。アーチはおもに圧縮力に抵抗するが、最近では曲げや剪断(せんだん)にも抵抗できるように設計したものも多い。材料には鋼、コンクリートが用いられる。古くはローマの水道橋などのように石材を用いた。
 アーチはリブrib(橋軸に平行で通常鉛直面内にある独立したアーチリング)の有無によりリブアーチとスパンドレル・ブレースドアーチspandrel braced archに分けられる。リブが充実構造のものをソリッドリブ・アーチsolid rib archといい、トラス形式のものをブレースドリブアーチbraced rib archという。なお、リブにパイプを用いたパイプアーチpipe archや、石材などでせり持ちにしたブーソアアーチvoussoir archもある。アーチはヒンジhinge(蝶番(ちょうつがい))の数により、3ヒンジおよび2ヒンジアーチに分けられる。ヒンジをもたないものを固定アーチという。また、アーチの両支点間をつなぎ材で連結したものをタイドアーチtied archという。なお、つなぎ材として曲げに抵抗するように補剛桁(ほごうげた)を用いたものをローゼLohse橋、補剛桁の剛性を大きくしアーチは曲げに抵抗しえない構造としたものをランガーLanger橋という。これらをまとめて補剛アーチ橋という。アーチ橋の歴史は古く、ローマ時代の石造アーチ橋で現存するものも多い。日本にも長崎の眼鏡橋(めがねばし)(1634年架設、1982年の豪雨で一部破損)、岩国の錦帯橋(きんたいきょう)(1673年架設)など数多くのアーチ橋がある。世界最大の鋼アーチ橋はアメリカ、ウェスト・バージニア州のニューリバーゴージ橋(1977年架設。支間518メートル)、日本最大の鋼アーチ橋は愛媛県の大三島橋(おおみしまばし)(1979年架設。支間297メートル)である。[小林昭一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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