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アーケード

デジタル大辞泉

アーケード(arcade)
洋風建築で、アーチ形の天井をもつ構造物。また、その下の通路。拱廊(きょうろう)。
歩道にかける屋根のような覆い。また、それを設けた商店街

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

アーケード【arcade】
本来は,柱列が連続したアーチを支えるものをいう。これが大々的に開発されたのはローマ時代で,左右のアーチ部分からの水平方向の力を柱上部で釣り合わせる合理的な構造を何段にも積み重ねて,競技場,劇場,橋梁,水道橋の大工事が行われた。以来,構造上のメリットに加えて,アーチの曲線と柱の直線が作り出す快いリズムが人々の好むところとなり,ヨーロッパおよびイスラム建築に広く用いられた。ヨーロッパでは,ロマネスク期に柱間を壁体で埋めたいわゆるブラインド・アーケードblind arcadeも出現し,教会堂のファサード(正面)などで,それを幾段も重ねて装飾的に用いられた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

アーケード【arcade】
連続したアーチを列柱で支える構造物。また、列柱に囲まれ、アーチ形の天井をもった空間。拱廊きようろう
商店街などの通路上部に、屋根をつけた施設。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

アーケード
あーけーど
arcade
建築において、同一のアーチが横に連続してできる形態。またそれがつくる歩廊的な空間をさす。アーケードは古くから知られていたが、その構造的、装飾的な可能性に注目したのはローマ人であり、彼らの建築様式のもっとも重要な特質となるまで発展させた。たとえばコロセウムの外周に3層に重ねられたアーケードは、重厚な角柱列の上にアーチを連続させ、角柱前面に円柱を装飾として付け加えたものである。ローマン・アーケードとよばれるこの形式はローマ建築に繰り返し使われ、のちルネサンス建築に復活された。ローマ帝政後期になると、角柱ではなく、円柱に直接支持されたアーケードが用いられ、それが中世には一般的なものとなった。すなわち修道院の回廊、教会の身廊と側廊を隔てる柱列に、また教会ファサード(正面)の装飾としてリズミカルに展開された。初期ルネサンスもこの形式を好んだ。アーチが変化に富むように、アーケードも多彩であり、壁付きのアーケードや互いに重なり合ったものなどがつくられるようになった。そして、現代では商店街などの屋根に覆われた通路もアーケードというが、アーチとはかならずしも関係なく、むしろかつてのアーケードの歩廊的性格を進展させたものといえよう。[長尾重武]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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