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アヴィニョン歴史地区【アヴィニョンれきしちく】

世界遺産詳解

アヴィニョンれきしちく【アヴィニョン歴史地区】
正式登録名は、アヴィニョンの歴史地区:法王庁宮殿、司教関連建造物群及びアヴィニョン橋。1995年に登録された世界遺産(文化遺産)で、フランス南部プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地方ヴォークリューズ県にある。アヴィニョンはローマ帝政の初期に植民地となったが、この町が大きく発展するのは14世紀初め、教皇庁がローマからこの地に移されてからである。国王フィリップ4世の時代、ローマ教皇がアヴィニョンに教皇庁を移して国王の支配下に入る「アヴィニョン捕囚」と呼ばれる憂き目に遭うが、そのため町には教皇庁にふさわしい壮大な建造物が次々と建てられた。ヨーロッパを代表する芸術家や貴族、学者も数多く訪れたために当時の芸術文化の粋がこの地に集まり、町を訪れた各国の使節らによってその繁栄ぶりが諸外国に伝えられていった。約70年続いたアヴィニョン教皇庁時代に、第7代の教皇の住まいとなった教皇宮殿は、高さ50mの塔を4基持つ大建築。教皇宮殿に隣接するノートル・ダム・デ・ドン大聖堂は12世紀に創建されたロマネスク様式の聖堂をアヴィニョンの教皇たちが増改築し、内部は17世紀にバロック様式に改築された。12世紀に建造されフランス民謡「アヴィニョンの橋の上で」に歌われたサン・ベネゼ橋など、こうした歴史的建造物群の文化的価値が評価され、世界遺産に登録された。◇英名はHistoric Centre of Avignon:Papal Palace, Episcopal Ensemble and Avignon Bridge

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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