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アンペールの法則【アンペールのほうそく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

アンペールの法則
アンペールのほうそく
Ampère's law
定常電流がつくる磁場方向と大きさを決める法則。線状電流の場合,電流の方向と右回りねじの進行方向を一致させるとき,ねじの回る方向と磁場の方向が一致する。これをアンペールの右ねじの法則といい,電流と磁場との方向の関係を示す。直線状の2本の平行電流の単位長に働く力は両方の電流の強さのに比例し,両者の距離に反比例する。一般に磁束密度をある閉路にわたって積分した値はその閉路に囲まれた面を通る電流の総和透磁率を掛けたものに等しい。これをアンペールの法則といい,定常電流の場合,この法則からマクスウェルの方程式の第二式が得られる。なお,電流のつくる磁界の大きさはビオ=サバールの法則によって与えられる。

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デジタル大辞泉

アンペール‐の‐ほうそく〔‐ハフソク〕【アンペールの法則】
電流の周りに生じる磁界の強さを示す法則。また、電流が作る磁界の方向を表す右ねじの法則をさすこともある。アンペアの法則

出典:小学館
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法則の辞典

アンペールの法則【Ampere's law】
「アンペールの右ネジの法則」ともいう.一定の電流が流れるとき,そのまわりにつくられる磁界の向きと大きさを表す法則.磁界は電流のまわりに同心円上に生じ,電流の向きを右ネジの進行方向としたとき,磁界の向きはその回転方向と一致する.

なお,電流 I を取り巻く任意の閉曲線上における磁界の強さ H

で表される.ここで積分

閉曲線に沿って一回りするぶんの線積分を示す.この後半分は通常ビオ‐サヴァールの法則*というが,右ネジの法則と一緒にして「アンペールの法則」ということもしばしばある.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

アンペールのほうそく【アンペールの法則】
フランスの物理学者A.M.アンペールが発見した定常電流のまわりに生ずる磁場に関する法則。図1に示すように定常電流i(A)のまわりには,電流iの向きに右ねじを進めるようなねじの回転方向に沿って磁場Hが生ずる。いまかりに単位磁極があって,これを電流iをとり囲む一周回路について一周させるときに,単位磁極のする仕事はiに等しいことをこの法則は示している。アンペールの法則を用いると,対称性のよい磁場分布の場合には簡単に磁場の値を計算することができる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

アンペールのほうそく【アンペールの法則】
電流によって生じる磁場の向きと大きさを示す法則。磁場の方向は電流の方向に進む右ねじの回転方向に一致するという「右ねじの法則」によって与えられる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

アンペールの法則
あんぺーるのほうそく
電線に電流が流れると、電流の周りに磁界(磁場)が生ずる。この電流と磁界との間に成り立つ次の関係をアンペールの法則という。「磁界の中に閉曲線をとり、この閉曲線上で磁界Hの閉曲線の接線方向の成分を積算する。この値は閉曲線を貫いて流れる全電流に等しい」。これはフランスの物理学者アンペールが発見した(1822)。電流から発生する磁界を表す基本法則であるビオ‐サバールの法則と同等の法則である。
 図Aは十分に長い直線電流の場合である。このとき、磁力線は電流を中心とする同心円となる。半径rの円をとって、その上の磁界をHとする。この磁力線を閉曲線にとると、この閉曲線上の磁界Hの接線成分の積算量は2πrHである。アンペールの法則によれば、この値は、この閉曲線を貫く電流Iに等しい。図Bはアンペールの法則の鉄芯(しん)のあるコイルへの応用例を示す。鉄芯の中の磁力線の1周の長さをL、磁界の平均的な強さをHとすれば、この磁力線上の磁界の接線成分の積算量はLHである。この閉曲線を貫いて流れる電流は、コイルがN回巻きとすればNIである。アンペールの法則によればLHNIとなる。電界が時間的に変化するとき、その空間には電束電流が流れる。アンペールの法則における全電流には、一般には通常の電流のほかに電束電流も含める。このように考えると、コンデンサーを含む電流回路、とくにコンデンサーの電極間の空間の磁界に対してもアンペールの法則を例外なく適用できるようになる。
 なお、電流がつくる磁界の方向を表す右ねじの法則も、アンペールの法則ということがある。[山口重雄]

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精選版 日本国語大辞典

アンペール の 法則(ほうそく)
電流が流れたとき、その近くにできる磁界の方向を判定する法則。磁界は、電流の流れる方向に右ねじを進めようと考えた時、ねじを回す向きと一致する。右ねじの法則。

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